自転車ツーリングの世界でも、世界1周をする人たちの自転車の多くは、頑丈な自転車を乗っているようだ。現在、世界を旅するための自転車はマウンテンバイク系のツーリング車が主流となっている。このような世界1周タイプの自転車で有名なモデルの1つに、SurlyのLong Haul Truckerがある。
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Long Haul Truckerは長距離トラック運転手という意味で、完全にツーリング用の自転車を意味している。Long Haul Truckerは完成車売りとフレーム売りの2種類がある。
自転車旅を行う人たちから見るLong Haul Truckerを購入する理由は、MTB規格の部品が使用できるのを理由に挙げていることが多い。車輪関係は26インチHE、いわゆるマウンテンバイク規格をもとめていて。Long Haul Truckerも26インチHE規格を採用している。この理由は、代替部品が手に入らないリスクを減らすために世界中で最も普及している、26インチMTB規格を使用しているのがいいとのことだ。 因みにLong Haul Truckerは、フレームサイズ56, 58, 60, 62, 64cmのモデルは、700C仕様もある。
フレーム・フロントフォーク素材はクロモリを採用している。世界1周を行う人達は軽量化よりも頑丈性を重視し、スチール素材なら溶接もしやすいので、フレームが壊れても復活できる可能性が残っているため、スチール素材の自転車を購入する人が多いようだ。
フレームには、荷台取り付け台座や、チェーンステーの所に予備スポーク台座があり、ダウンチューブ下にボトルゲージ台座があるなど、旅に必要な物を簡単に取り付けることが可能だ。
走りのインプレッションで利点として取り上げられているのが、直進安定性が非常に高いため発進がスムーズ、乗り心地がいいことを挙げている人が多い。これは、通常のスポーツ自転車よりも長いチェーンステイ長が理由なのではという意見がある。チェーンステイ長はロードバイクが405ミリ、クロスバイクが430ミリなのに対し、Long Haul Truckerは460ミリと長い。一般的にチェーンステイ長が長い自転車は直進安定性が高いと言われている。
デメリットで挙げているのはブレーキ。Long Haul Truckerはリムブレーキを採用しているが、ブレーキ性能やリムが削れるため、ディスクブレーキのほうが良いという意見がある。代えのパーツを持っていってもディスクブレーキのほうがメリットがあると言う人もいるほどだ。SurlyはLong Haul Truckerのディスクブレーキ版のDisc Truckerがある。
参考URL
自転車(Long Haul Trucker) : 自転車ときどき世界1周
自転車でゆく!地球一周旅日記@ フレーム サーリー ロングホールトラッカー
【装備】自転車 Surly Long Haul Trucker | 二人四輪 ~夫婦で自転車世界旅行~