キワモノ系ツーリング車に変化した 2016年モデル RITEWAY SONOMA D

RITEWAYのSONOMAと言えば、レトロスタイルのツーリング車で有名だったが、2016年モデルは一気にコンセプトが変わった。スペックは以下の通りになっている。

  • フレーム:軽量スチール、リアドロップアウト幅135mm
  • フロントフォーク:軽量スチール
  • ブレーキ:Tektro RX1 ミニVブレーキ
  • クランク:SHIMANO FC-A073、170mm、50×39×30T 3速
  • スプロケット:SHIMANO CS-HG20、12-28T 7速
  • タイヤ:Kenda K-934、700×40C

2016年モデルのSONOMAは、安さ重視にするためか、2015年モデルと比べて各部品のグレードを落として安くしている。リアの変速段数は8速から7速になっている。安さ重視になった一方でも、回転部分にはシマノ製のハブやボトムブラケットを採用したり、シェファードシティに採用されている柔らかいサドルを採用している。参考重量は12.8kgと重い。

ソノマDでキワモノだと思ったのがブレーキ。ブレーキはTEKTRO RX1というミニVブレーキを採用している。通常Vブレーキはドロップハンドルのブレーキレバーには対応していないのが殆どだが、非公式でミニVブレーキという、通常のVブレーキよりもコンパクトなブレーキを使用して改造する人たちがいる。ミニVブレーキでドロップハンドル化にする方法は、ブレーキ調整がシビアになると言われていて、非公式な方式だが、自転車ブランドがミニVブレーキとドロップハンドルの組み合わせを採用したのに驚いた。ブレーキ調整の件はどうなっているのかが気になる所だ。

タイヤはKenda K-934、700×40Cと、シティサイクル並に太いタイヤを採用している。乗り心地や段差は安心感は非常に高そうだが、ロードバイクのような走りは期待できないだろう。

2016年のソノマ Dはキワモノ系となっている。普通のロードバイクやツーリング車ではないので、よく考えて買ったほうがいいだろう。

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