未舗装路が走れるのを売りにしているグラベルロードは、最近では色々な所から販売されている。GTのグラベルロード「GRADE」シリーズは、2016年モデルから、エントリーモデルのGRADE CLARISに女性用モデルが登場するようだ。
また、2016年モデルからはGRADEのフラットバーモデルとして、GRADE FB COMPが登場するようだ。価格はネット通販では75.810円(税抜)とのこと。スペックは以下の通り
- フレーム:Gradeアルミフレーム with smooth welds、ハイドロフォーミング
- フロントフォーク:Grade カーボンフォーク、”1 1/4-1 1/8”。アルミステアチューブ
- ブレーキ:Tektro 機械式ディスクブレーキ、160mm rotor
- クランク:Shimano FC-M311 48/38/28T 3速
- スプロケット:Sun Race CSM66 12-32T 8速
- タイヤ:Kenda Kwest 700x28c
グラベルロードのフラットバー仕様が良いと思ったのは、上手くいけばドロップハンドル・ブルホーンハンドル化が容易になるということ。多くのクロスバイクに装着されているVブレーキは、ロードバイク用ブレーキレバーに対応していないため、ドロップハンドルやブルホーンハンドルにするのが難しい。シクロクロスやランドナーなどに採用されているカンチブレーキは、ブレーキ調整にコツが必要なので、個人的には初心者にはお勧めしていない。
グラベルロードでは、オフロード走行もするためブレーキはディスクブレーキを採用しているモデルが殆どだ。そのため、ロードバイク用ブレーキレバーでもディスクブレーキを引けるブレーキが登場している。そのため、ハンドルの選択肢が増え自分好みの自転車を作れる可能性が広がった。公道仕様を作る上で、ハンドルの選択肢が多いのは非常に重要なことで、正直な話、後ろの変速段数の多さより50倍重要だ。
GT GRADE FB COMPのブレーキは、Tektro 機械式ディスクブレーキ、160mm rotor。これはドロップハンドルモデルの、GT GRADE ALLOY CLARISとスペック上では同じブレーキのようだ。ただ、GRADE FB COMPのブレーキは、EF51というVブレーキ/メカニカルDISCブレーキモデルとなっているので、ロードバイク用ブレーキレバーが使用できるのかはわからないため実際には不明。ロードバイク用ディスクブレーキなのか知りたいなら、必ず代理店に聞いたほうが良い。
もしロードバイク用ディスクブレーキなら、GRADE FB COMPは理想の公道仕様スポーツ自転車の1つだと思う。荷台や泥除けが装着可能で、舗装路用自転車ながら、太いタイヤ(35ミリまでOK)も履け、ディスクブレーキなので泥にも強く、ロードバイク用ディスクブレーキなので、ハンドルの選択肢が多く、フラットハンドルで峠重視から、ドロップハンドルやブルホーンハンドルで舗装路重視まででき、自分に合った自転車にすることができる。自分がEscape RX4を購入するとき、クロスバイクの選択に迷い試乗をするなどをして、最終的にEscape RX4を購入したが、2016年モデルなら、迷いも無くGT GRADE FBを買っていただろう。