自転車の走りを握っているタイヤは、できるだけ良い物を使いたい。特にロードバイクはタイヤが細いため、安いタイヤでは不安な場面もあるので良いタイヤを装着するのは望ましい。しかし、世の中のロードバイク用タイヤの多くは、外からの損傷に対応していない物が多く、競技用ロードバイクタイヤは沢山ある一方、公道用ロードバイクタイヤは殆ど無い状態だった。
そんな中、パナレーサー・ツアラープラスは、貴重な公道用ロードバイクのタイヤでScott Speedster S60やGIANT Escape RX4、自分の自転車ではないが、Progressive RRX-110にも採用されていて、乗り心地と林道での耐久性の両方を兼ね備えているロードバイク用タイヤとの評価を得ている。
写真のように、タイヤサイドがカットされていても、なんとか持っている。普通のロードバイク用タイヤで、この状態で走れるタイヤは少ないと思う。
公道用ロードバイクタイヤで使い続けているパナレーサー・ツアラーだが、パナレーサーからグラベルキングというタイヤが登場した。
グラベルキングは、舗装路から未舗装路まで快適に走れるロードバイク用タイヤとのこと。Progressive RRX-110のオーナーがツアラープラス(23c)から、グラベルキング(26c)にチェンジして乗っている。
ツアラープラスとグラベルキングはジャンルが違い、ツアラープラスはロードバイク用タイヤのジャンルにあるのに対して、グラベルキングはアーバン&ツーリングのジャンルとなっていて、ジャンル的にはグラベルキングのほうがツーリングに向いているようだ。
また、グラベルキングには太いタイヤがある。パナレーサー・ツアラープラスは、700×23c、26c、28cの3種類があるが、グラベルキングにはさらに太い32cがある。32cのみタイヤパターンは、砂利道を走れるようにブロックパターンとなっている。因みに23c・26c・28cはツアラープラスと同じオンロード用のパターンになっている。
グラベルキングとツアラープラスの、スペック上の違いは、AX-αコードをグラベルキングにのみ採用しているということ、このコードは軽量化を追求した超軽量極細コードとのこと。構造等の違いは今のところは不明だ。
ツアラープラス(23c)から、グラベルキング(26c)に替えたインプレッション
ツアラープラス(23c)からグラベルキング(26c)に交換した某Y氏によれば、今のところはツアラープラスと変わらないということ。走りや乗り心地は変わらず良評価だが、頑丈さを重視しているグラベルキングでも乗り心地が良いのは、作りが良いということだろう。耐久性についてはわからない。グラベルキングは、補強材をタイヤ全面に装備したアンチフラットケーシングを採用しているが、こういうタイヤの強さは半年以上使用しないとわからない。ただ、普通に使うには乗り心地や走りはツアラープラスとあまり変わらないのなら、自分のタイヤもツアラープラスからグラベルキングに変えようと思っている。