ルイガノのフラットバーロードバイクの中で唯一のクロモリフレームのモデルがLGS-LCF。細身のスチールフレームながら、前上がりのスローピングフレームや、スポーク数が少ないロードバイク用ホイール等、ロードバイク用部品を採用したフラットバーロードバイクとなっている。
そんなLGS-LCFのスタイルを受け継ぎ、LGS-LCFのすべての部分をコストダウンして、安価な街乗り仕様のスチールフレームのフラットバーロードバイクとなったのがLGS-LHF。LGS-LHFはサイクルベースあさひ限定のモデルで、価格はLGS-LCF(税抜き価格:91,800円 )の半値近くまで下がった(税込み価格:49,980円)
フレーム・フロントフォーク素材をコスト削減
LGS-LCFのフレーム・フロントフォーク素材は4130クロモリというクロモリ素材を採用している一方、LGS-LHCのフレーム・フロントフォーク素材は、ハイテンスチールという、クロモリより重い素材を採用している。そのため重量はLGS-LCFが10.5kg(430mm)なのに対し、LGS-LHCは11.3kg(465mm)となっている。ただ、素材は重い素材を採用しているだけで、各部のデザインは写真を見た限りではLGS-LCFと同じようだ、LGS-LCFのフロントフォークに採用されているラグ部分も、LGS-LHCにきちんと採用されている。
フレームサイズを少なくしてコスト削減
LGS-LCFのフレームサイズは3種類あったのが、LGS-LHCは2種類しかない。
フロントギアはシングル
LGS-LCFは本格的なフラットバーロードバイクのため、前のギアは2枚ある一方、LGS-LHCは街乗り用のためフロントギアは1枚しかない。
スタンドが標準装備
街乗り用としての位置づけのためかサイドスタンドが標準装備されている。
スペック表の誤植が酷すぎる(2015年6月14日現在)
LGS-LCFのスペック表をベースにしたためか、誤植が酷い。写真でわかるのは、写真で見た限り、LGS-LHCのタイヤはKENDA KWEST、リアディレイラーはシマノ・Tourney。ボトムブラケットは少なくともシマノ・SORAではない。
LGS-LHCは、税込み価格で5万円以下で購入できるフラットバーロードバイクとしては妥当だ。車輪が簡単に外せるクイックリリース機構がついていて、写真から見た細部の質感はROVER TR7006ASHやウィークエンドバイクスより良いだろう。LGS-LHCは現状では、街乗り用フラットバーロードバイクなので、同じ価格でより走りに振ったプレシジョンエリートがあるので、良く考えて購入しよう。