後ろに外装変速機がついている自転車は、構造的に変速機が出っ張っているため、転倒等をした時変速機が接触し、変速機を破壊する恐れが有る。それを防止するためにディレイラーガードというのがあるが、個人的にディレイラーガードは、変速機を守るよりもフレームを守るものだと考えている。
スポーツ自転車に多く採用されている後ろ変速機(リアディレイラー)取り付け方式は直付けタイプと言い、フレームエンドの取り付け穴に直接取り付ける方法となっている。この方法だと、転倒などで変速機が変形した場合、フレームのディレイラー取り付け部まで曲がってしまう。スチールフレームの自転車では、変形した場合は曲げて直すが、一度曲げるとストレスがかかるので何回も戻せない。また、アルミフレームでは一度変形すると戻せないと言われているため、ディレイラー取り付け部は分離式になっていて、変形した場合は交換する必要がある。
有名ブランドのスポーツ自転車では、フレームのディレイラー取付部は分離式になっているが、よくわからない安物ではアルミフレームでもディレイラー取り付け部が一体式となっていルのが多い。また、Dahon RouteやTern Link B7等の有名ブランドの折りたたみ自転車でも、安価なモデルはディレイラー取り付け台座が分離不可能なのがある。
このような車体の場合、一番簡単なのがディレイラーガードを取り付けること。スポーツ自転車に採用されているクイックリリースタイプに使えることで有名なのは、Grunge R2やKUWAHARA リアディレイラーガード QRナットタイプがある。
また、Amazonで見ると、ルック車なので見るナット式でも使えそうな、安価な鉄製ディレイラーガードもあるようだ。