サイクリングにも使える内装8段変速小径車 BE-ALL BT20-8

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BE-ALL・Bonnet Noirの小径車シリーズでは、外装変速機タイプ、Bonnet Noirの20インチモデルのALIZE C・F・Rと、16インチのALIZE GR。内装変速機タイプの20インチ小径車のBS・BRS・BT20シリーズがある。その中でBT20シリーズは、スポーツ自転車用内装変速機、シマノ・アルフィーネを装着したアルミフレーム小径車BS・BRSシリーズとは違い、街乗り用内装変速機シマノ・NEXUSインター8を搭載した小径車となっている。BS・BRSと比べると安価で、税抜き価格74,000円と8万円を切っている。

フレーム・フロントフォークは4130クロモリフレームを採用している。流れるようなフレームデザインに双胴チューブを採用していて独特のスタイルとなっている。

ブレーキはテクトロ・デュアルピボットキャリパーブレーキを採用している。形状はロードバイク用に似ているが、ロードバイク用のキャリパーブレーキと比べると大きいため、ロードバイク用ブレーキとの適合する可能性は低いと思う。ブレーキのアップグレードをする場合、サイズの確認は絶対必要だ。

ギアは前は46Tのシングル。後ろはシマノ・ネクサスインター8の内装8段変速で16Tのギアを採用している。街乗り用内装変速機のシマノ・ネクサスは3段、5段、7段、8段がある。8段の場合、3段や5段とは違い、軽いギアがあるため、通常のサイクリングなら大丈夫だと思う。長距離ツーリングでの坂道の対処などは、情報が少ないためわからないが、内装3段や5段よりは可能性は遥かにある。

車輪径は20X1-1/8の451規格を採用している。通常の20インチよりも少しタイヤ径が大きいのが特徴。タイヤ幅は細めとなっている。

サイクルモードで試乗した時、いいと思ったのは内装8段変速のギアの間。内装3段や内装5段とは違い、ギア比が低くギアの間がちょうどいいため走りやすい。ネクサスシリーズは、スポーツ自転車用内装変速機のアルフィーネよりも、ペダルのふみ心地等が悪いと言われているが、普通に走るのなら、そんなに変な感じはしなかった。これは恐らく内装8段変速のため、適正なギアに入れることができ、無闇に重いギアを入れなかったのもあると思う。

内装変速機を装着したスポーツ自転車は、街乗り用のレッテルをはられるものが多いが、内装8段になるとサイクリングにも使える。BE-ALL BT20シリーズは泥除けやセンタースタンドを装着していて、街乗り用の雰囲気があるが、サイクリングにも使える内装変速スポーツ自転車だろう。

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