南海電気鉄道株式会社(南海電鉄)と西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、2025年4月12日(土)に共同企画「春のサイクルトレイン2025 ~電車で行く南大阪・和歌山の自転車旅~」を実施する。サイクルトレインによる取り組みとしては南海電鉄が3回目、JR西日本が「きのくに線サイクルトレインプラス」の通年運行を拡充して行う初のコラボレーション企画となる。
今回、南海電鉄は難波駅~和歌山市駅間で臨時列車を運行し、JR西日本は和歌山~御坊駅間を中心に展開している「きのくに線サイクルトレインプラス」を特別仕様で実施。両社は南大阪や和歌山の豊かな自然や観光スポットを結び、地域経済の活性化と自転車観光の魅力を発信していく。
当日は難波駅を午前7時42分に出発する臨時列車などを利用し、参加者は和歌山市駅やJR線の御坊駅まで移動。ルートごとに、初心者向けにカフェを巡るコースや釣りを楽しむコース、ロングライドを堪能できるプランなど、計6種類が用意されている。参加定員は最大90名(先着順)で、募集期間は3月12日(水)から25日(火)17時まで。
具体的には、南海電鉄臨時列車とJRの「サイクルトレインプラス」を乗り継ぐロングライドや、紀の川沿いを巡るゆったりプラン、海岸沿いをサイクリングしてからルアーフィッシングを楽しむプランなど、バリエーション豊かな内容がそろう。さらに、目的地やルートを自由に設定できる“フリールートプラン”も設けられ、往復・片道のみなど柔軟な利用が可能だ。
申し込みは南海電鉄が運営する「ぶらりたび」ホームページなどで受け付けており、詳細はシマノスクエアのホームページでも確認できる。南大阪や和歌山の多彩な魅力を体感できるこのサイクルトレイン企画は、春の行楽シーズンに向けて新たな旅行スタイルを提案する。電車と自転車の組み合わせにより、地域観光のさらなる活性化が期待される。