電動アシスト自転車をはじめとするモビリティのシェアリングサービス「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreet株式会社と、埼玉県行田市に本社を構える株式会社キャンドックスシステムズは2025年1月、業務提携を締結し、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」に新たに電動アシスト自転車300台を導入した。導入エリアはさいたま市を中心とする埼玉県内で、CO2排出量の削減や、循環型エコ社会の実現を目指す取り組みとして注目が集まっている。
OpenStreetが運営する「HELLO CYCLING」は、スマートフォンアプリから自転車の検索・予約・決済までを行い、借りた場所とは別のステーションに返却できる手軽さが特徴だ。利用されている電動アシスト自転車は6種類に加え、特定小型原動機付自転車に分類される電動サイクルも展開。全国約10,000カ所のステーションと約4万1,000台の車両を擁する国内最大級のシェアサイクルサービスである。
通勤や通学、買い物や観光などのラストワンマイルを補完する移動手段として、すでに約410万人のユーザーに利用されているが、今回、キャンドックスシステムズとの提携により、さいたまエリア向けの電動アシスト自転車がさらに拡充されることとなった。
キャンドックスシステムズは、2023年に創立30周年を迎えた計測技術のスペシャリスト企業。電子計測システム機器やマイクロ波コンポーネントの開発・製造・販売・輸出入を手掛け、大手企業や研究機関、大学などから評価を得ている。同社が保有する確かな技術力と、OpenStreetのシェアサイクル運営ノウハウを掛け合わせることで、地域のモビリティサービスをさらに進化させる狙いだ。
電動アシスト自転車は排気ガスを一切排出せず、環境負荷が小さいことが大きなメリットとされている。今回導入される300台の電動アシスト自転車によって、車の代替手段としてCO2排出を削減しながら快適な移動を実現する。OpenStreetによると、こうした取り組みはシェアリングエコノミーの推進にも寄与し、住みやすく安全な街づくりにも貢献できるという。
利用には「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要。アプリで無料会員登録の後、ステーションの検索や自転車の予約から決済までを一括で行える。
・電動アシスト自転車の利用料金:
30分ごとに130円、以降15分ごとに100円追加、12時間最大1,800円
・電動サイクル(特定小型原動機付自転車)の利用料金:
15分200円、12時間最大4,000円
(※車体・エリアによって料金に変更がある場合は、利用前に要確認)
OpenStreetとキャンドックスシステムズは、電動アシスト自転車のシェアサイクルサービスを通じて、CO2排出削減による環境負荷の低減や地域の活性化を進めていく方針だ。さらなるサービス拡大と技術的な進化により、誰もが安心して利用できる持続可能な社会インフラを構築することが期待される。
「移動をもっと楽しく、自由に。」というミッションを掲げるOpenStreetと、技術力を強みに成長を続けるキャンドックスシステムズ。この二社の協業が、埼玉から全国へ向けてシェアサイクルの新たな可能性を切り拓きそうだ。
<関連リンク>
・HELLO CYCLING 公式ホームページ:
https://www.hellocycling.jp/
・HELLO CYCLING アプリダウンロード:
https://www.hellocycling.jp/app/openapp
・OpenStreet 公式ホームページ:
https://www.openstreet.co.jp/