米国カリフォルニア州のマウンテンバイクブランド「サンタクルズ・バイシクルズ」が誇るVPPサスペンションを搭載した最新のE-マウンテンバイク「HECKLER(ヘックラー)9」が、日本へ上陸する。公道走行はできない仕様となるものの、そのパワフルかつ長距離走行可能な性能が注目を集めている。
HECKLER 9は、サンタクルズの代名詞であるVPP(Virtual Pivot Point)フレームを採用。リアサスペンションには150mmトラベルを備え、フロントも160mmトラベルフォークを搭載する。荒れた路面でも安定した走りを実現し、長時間ライドの疲労を軽減してくれる。
さらに、着脱式の720Whバッテリーとシマノ製STEPS EP801もしくはEP800モーターによる“フルパワー”を実現。最大トルクは85Nm、最大出力は600Wに達し、ブースト/トレイル/エコ/ウォーク(歩行アシスト)の4モードを切り替えながら長距離のトレイルライドを楽しむことができるという。
フレーム素材は、より軽量なCCカーボンと、やや重量が増す代わりに価格を抑えたCカーボンの2種類。ホイールは基本的に「29インチ」または「MX(ミックス)」仕様を選べるが、Sサイズのみ前後27.5インチで展開される予定だ。フレームサイズはSからXXLまで展開されるが、日本国内での入荷カラーやサイズには限りがあるため要注目だ。
今回のモデルは、海外基準でアシスト比率や速度制限を設定しており、日本の道路交通法に定められた基準に準拠していない。そのため、公道での使用は法令違反となり、罰則を科される可能性がある点には注意が必要だ。メーカー側も、公道以外のクローズドコースや専用施設での使用を呼びかけている。価格は163万9000円 (税込)。
【公式】Santa Cruz(サンタクルズ)Heckler 9 – | Santa Cruz SPORTS-W|トライアスロン用品・ロードバイク用品・マウンテンバイク用品・スノーボード用品