株式会社ドコモ・バイクシェアは5月31日、沖縄県豊見城と地域交通の拡充およびシェアサイクルポートの拡充を目的とした連携協定を締結しました。これにより、地域の交通利便性の向上と環境負荷軽減を目指します。
沖縄県では自動車への依存度が高く、交通渋滞や環境問題が深刻化しています。豊見城市も、観光業の発展に伴い、交通インフラの改善が急務とされています。豊見城市は、那覇空港から車で15分という好立地にあり、公共交通サービスの維持・向上を目指しています。
今回の協定により、ドコモ・バイクシェアのシェアサイクル「ちゅらチャリ」が市内に新設されます。新たに設置されるポートは、豊見城市役所や瀬長島サンセットパークなど7か所で、96台の電動アシスト自転車が配置されます。市民や観光客が快適に利用できるよう、公共施設や観光地、郵便局や銀行などへのポート設置が進められます。
ドコモ・バイクシェアは、2011年に横浜市での社会実証実験を契機に全国展開しており、現在は28エリアで直営事業を展開、58エリアにシェアリングプラットフォームを提供しています。同社はAIによる需要予測や自転車のリバランス業務を365日行い、持続可能な交通インフラの構築に貢献しています。
豊見城市とドコモ・バイクシェアの協力により、地域活力の向上、安心・安全な交通環境の提供、そして環境に優しい未来を実現する交通まちづくりが進められます。