株式会社ドコモ・バイクシェアは4月19日、同社が提供するバイクシェアサービスを、モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」を運営する株式会社INFORICH(本社:東京都渋谷区神宮前)が提供するシェアリングプラットフォームアプリ「ShareSPOT」とのMaaS連携を拡大すると発表した。
これまでドコモ・バイクシェアは、自社アプリだけでなく「ShareSPOT」アプリ会員によるバイクシェアサービスの利用を推進してきた。今回「ShareSPOT」の機能が「ChargeSPOT」に搭載されたことで、バイクシェアサービスの提供が累計DL数788万の「ChargeSPOT」ユーザーに拡大。バイクシェアサービスをシームレスに利用できるようになる。
4月18日、ドコモ・バイクシェアの代表取締役社長 武岡雅則氏は、コモレ四谷タワーカンファレンスで開催された「ChargeSPOT UI刷新発表会」にパートナー企業として参加し、登壇。武岡氏は本連携について、「日本で圧倒的なシェアを誇るChargeSPOTと日本で最も利用されているドコモ・バイクシェアが連携することで利用者にとって便利なサービスになる。また今回の参画によりバイクシェアのサービスを知らないユーザーとの接点につながり、相乗効果が期待できる」と期待を述べた。
UI刷新により、これまでのChargeSPOTアプリとほぼ同様の操作でShareSPOTの機能が利用可能となり、バイクシェアサービスもMAP画面から簡単に利用できるようになった。
ドコモ・バイクシェアのバイクシェアサービスは、2023年度に全国で2,200万回を超える利用があった。同社は、AIを活用した自転車の再配置ニーズの把握や、最適な修理基準と作業リソース管理に基づいたメンテナンスを強みとしてサービスを運営。電動3輪バイク、電動カートなどの新しいモビリティの導入も行い、モビリティシェアの新たな利用シーンを創出している。
交通や決済を手掛ける企業のアプリからバイクシェアサービスを利用できるMaaS連携も拡大中だ。同社は今後も、シームレスに移動できる環境整備に取り組み、自社のアプリ会員だけでなく、他企業・アプリが保有するユーザーも気軽にバイクシェアサービスを利用できるサービスに拡充していくとしている。