総合自転車メーカーのホダカ株式会は、同社のオフロードレースチーム「NESTO FACTORY RACING」の2024年体制を発表した。結成3年目を迎えるチームは、今シーズンもCoupe du Japonシリーズを始めとしたマウンテンバイククロスカントリーおよびシクロクロスの国内外レースに参戦する。
昨年度、チームは「2023 Coupe du Japon MTB」でチームランキング4位の成績を収め、岡本選手が男子マスターズクラスで個人総合優勝を達成した。今シーズンは、サスペンションブランド「SR SUNTOUR」とフィードサポート機材等を企画開発する「INNODUCTS!」が新たにサプライヤーに加わり、チーム結成以来最大の10社12ブランドとなる。
「NESTO FACTORY RACING」は、「自らが経験したオフロードバイクの楽しさを発信し、競技およびホビー層を含めた市場の活性化を目指す」ことを理念に活動するワークスチーム。選手が感じた機材への意見を速やかに開発にフィードバックする体制を整え、日本の使用環境に適した機材開発に繋げている。
チームメンバーは以下の通り。
詫間啓耀(たくま たかあき):選手兼チームマネージャー。ホダカ株式会社の社員として製品開発に従事する傍ら、自転車競技に取り組む。
岡本紘幸(おかもと ひろゆき):選手。クロスカントリーマラソン(XCM)の強豪ライダーで、国内MTBレースシーンでも常に上位で活躍。
黒瀬文也(くろせ ふみや):選手。学生時代は海外レースにも積極的に参戦し、2020年世界大学選手権MTBXCO日本代表に選出された実力者。
2024年の主な活動予定は、Coupe du Japonシリーズ各大会、MTBマスターズ世界選手権、全日本選手権MTB XCO&XCC、セルフディスカバリーアドベンチャー王滝など。
「NESTO FACTORY RACING」は、日本のオフロードバイク市場の活性化とMTB競技レベルの向上を目指し、メンバーと機材サプライヤーが一丸となってレース活動を続けていく。