OpenStreet株式会社は、神奈川県座間市と江ノ島電鉄株式会社と「シェアサイクル実証実験協定書」を締結し、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用したシェアサイクルの実証実験を2024年3月15日から座間市内で開始した。
この取り組みは、ICTを活用した全ての交通手段による最適な移動を一元的なサービスとして提供するMaaSの一環であり、公共交通の機能の補完・代替、地域の活性化や観光振興などに資する新たな都市の交通システムとしてのシェアサイクルの有効性および課題の検証を目的としている。
実証実験では、座間市役所や小田急相模原駅踏切付近、東原なかよし小道など9カ所にステーションを設置。利用者は「HELLO CYCLING」アプリを使って、自転車の予約から決済までを簡単に行うことができる。また、座間市近隣市の相模原市、海老名市、大和市、町田市などにも「HELLO CYCLING」のステーションがあるため、市を跨いでの相互利用も可能だ。
座間市の佐藤市長は、「自転車は、車では感じられない周りの風景や香りなどを感じることができ、健康にも良い乗り物」とコメント。OpenStreet代表取締役の工藤智彰氏は、「多くの方が自走できるシェアサイクルのサービスを少しずつエリアを広げていければ」と意気込みを述べた。
OpenStreetは今後も、安全にご利用いただけるマルチモビリティのシェアリングサービスの提供を通じて、移動の利便性向上や暮らしやすいまちづくりの促進を目指すとしている。
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