2024年1月20日と21日に東京都千代田区の科学技術館で開催されている「ハンドメイドバイシクル展」は、日本で最大級のオーダーメイド自転車の展示会で、30年以上にわたって開催されている
このイベントは、国内外の自転車ビルダーやパーツメーカーのユニークでオリジナルな自転車やパーツが展示や自転車ビルダーや特別ゲストによるトークショーが行われる
この、ハンドメイドバイシクル展でも、電動アシスト自転車(Eバイク)が訪れている。今回注目するのはグランボアだ。
グランボアは、日本の自転車ブランドで、特にクラシックなランドナー(旅行用自転車)に特化していることで知られている。
ランドナーはもともとフランスの「ランドヌーズ」という自転車に由来。グランボアの名前は、フランス語で「大きな森」を意味しており、自転車業界の父と呼ばれるポール・ビビ(Velocio)の碑があるフランス・サンテチェンヌの小さな峠にちなんで名付けられている。
グランボアは、このランドナーの伝統とスタイルを維持した自転車や部品類を提供しているが、SNSでは、電動アシスト自転車仕様のランドナーの開発を行っている写真を見ることがある。
今回のハンドメイドバイシクル展では展示されていなかったが、関係者に話を伺った所、ランドナーを電動アシスト自転車化するキットの開発を行っているようだ。
モーターに関しては他社ですでに採用されているCYC MOTORではなく、ロボットアームなどを製造する台湾企業が開発しているミッドモータータイプの後付けモーターとなる。
このモーターの特徴は従来型のクランクをそのまま使用できるようにしている事。このようなクラシックデザインの自転車は、部品のデザインにこだわるが、従来の後付けモーターではデザインが統一せずチグハグになってしまうという問題がある。グランボアが使用するモーターは、そのような問題がないため、拘り派には嬉しいだろう。
この後付けモーターは現在開発中で、2024年中の発表を目指している。後付けモーターキットの予想価格は20万円台から30万円台。
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