中国BYD SUV「ATTO3」が型式指定認証を取得 85万円の補助対象車両に

BYD Auto Japan株式会社は、EV「BYD ATTO 3」が2023年6月28日に国土交通省より型式指定認証を取得したと発表しました。中国自動車ブランドの車が日本で型式指定認証を取得するのは、今回が初めてとなります。

「BYD ATTO 3」は、スポーティなデザインが特徴のSUVで、2022年2月に中国で販売を開始し、オーストラリアやタイなどアジア太平洋地域でも販売されています。また、イギリスやスペインでも販売を開始し、Euro NCAPの安全性評価で最高評価の5つ星を獲得するなど、グローバルでの販売台数は2023年3月末までに約30万台に達しています。

この認証により、「BYD ATTO 3」は、一般社団法人次世代自動車振興センターにより、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)における85万円の補助対象車両として承認されました。

BYD Auto Japanは、2023年1月末から日本で「BYD ATTO 3」を440万円(税込)で販売し始め、正規ディーラーでの試乗や購入相談、アフターサービスを提供しています。

「BYD ATTO 3」の販売開始時には、輸入自動車特別取扱制度(PHP)を活用していました。この制度では、安全や環境基準への適合性を審査し、それぞれの車に対して新規検査を行うため、車の現物提示が必要となり、年間販売予定台数は5000台以下と定められています。

しかし、型式指定制度では、事前に国土交通省に申請を行い、基準適合性審査と品質管理審査を受けることで、新規検査時の現物提示が不要となります。また、販売予定台数の上限がないため、検査の合理化と迅速化が可能となります。

この度の型式指定認証取得により、「BYD ATTO 3」は85万円の補助対象車両として承認されました。

関連リンク

関連記事

編集

Eバイクや電動アシスト自転車、自動車、アクティビティなどを紹介しているWebメディア。「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自動車がよくわかる本」が好評発売中。

当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。

spot_img
spot_imgspot_imgspot_img