東京都渋谷区に本社を構えるFreeMile株式会社は6月20日、新型の電動キックボード型EVモビリティ「atico(あちこ)」を公開しました。同製品は2023年秋ごろより、自社ECサイトと販売代理店を通じて販売が始まる予定です。
ラストワンマイル市場では、電動キックボードが自転車や自動車より手軽なため注目を浴びています。そんな中、警察庁は2023年1月19日に「特定小型原動機付自転車」という新たな区分を設ける改正道路交通法を施行し、電動キックボードは「自転車並み」の扱いになると決定。これにより16歳以上であれば運転免許が不要となり、最高速度を6km/h以下に制御すれば歩道も通行可能となります。
新型「atico」は、この新法の基準を全て満たす製品として開発されました。その特徴は、安全性を追求した3輪構造にあり、老若男女問わずに幅広く使えることが可能です。
FreeMile社は2018年秋にEVモビリティ事業を始動し、乗る人にも乗らない人にも安全なモビリティを目指してきました。「atico」もこのミッションを体現する製品であり、FreeMile社は今後も「あちこちノーヘルでラクラく行ける」シリーズとして全3製品の展開を予定しています。第一弾が「atico」、続く第二弾「ノヘル」、そして第三弾の「ラクラ」は2024年以降に順次発売予定です。
「atico」は、特許を持つFreeMile社の技術を用いて開発され、長年のノウハウと日本の交通事情に対応するために約3年の開発期間を経て完成しました。設計には自立型の三輪車が採用され、前1輪、後2輪の構造が車体の転倒リスクを軽減します。また完全防水の設計や日本製のバッテリー、ハザード機能や補助ウインカーなどの安全機能、最高速度表示灯、IoT機能などが特長として挙げられます。
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