電動アシスト自転車は自動車やオートバイと比較すると比較的参入しやすい。そのため、自動車やオートバイブランドが付いたE-Bike/電動アシスト自転車も見かける。日本国外でも自動車やオートバイブランドの名前を付けたE-Bikeが登場しつつある。今回はそのようなブランドをまとめてみた。
ヤマハ
自動車/オートバイブランドが付いた電動アシスト自転車/E-Bikeの中では、他のブランドと違うのがヤマハだ。世界初の量産電動アシスト自転車を製造・発売したヤマハは、電動アシスト自転車/E-bike業界のリーディングカンパニーとして君臨している。日本では街乗り用の電動アシスト自転車から、子供乗せ電動アシスト自転車、スポーツタイプのE-Bikeまで幅広いモデルをラインナップしている。その中でも、ヤマハ・YPJシリーズのフラグシップモデルである「YPJ-XC」は、ヤマハ・YZF-R1MやMT-10等フラグシップモデルを連想させるカラーリングを採用している。
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/index.html
ヨーロッパではドライブユニットのみの提供だが、アメリカではPower Assist BicyclesというジャンルでE-Bikeを販売している。日本で販売されているE-クロスバイクやE-MTBだけでなく、日本未発売のE-グラベルロードもラインナップ。
https://www.yamahabicycles.com/
スズキ
出典:SUZUKI
軽自動車やオートバイで有名なスズキは、電動アシスト自転車「ラブ」も用意している。パナソニック・サイクルテックのOEMモデルで、ママチャリタイプの電動アシスト自転車のみだ。
http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/sna2426l9/top
ホンダ(撤退)
今は製造していないが、ホンダも電動アシスト自転車事業に参入していた。車種は、ママチャリタイプのラクーンだけでなく、マウンテンバイク風の「ラクーンCX」や折りたたみ電動アシスト自転車「ラクーンコンポ」「ステップコンポ」も製造していた。特にステップコンポはホンダ製ミニバン「ステップコンポ」に積載でき、車に載せたまま充電可能なのをアピールしていた。
Honda StepCompo FACT BOOK:https://www.honda.co.jp/factbook/motor/stepcompo/200104/
カワサキ(日本未発売海外モデル)
グリーンカラーで有名なオートバイ「カワサキ」。ドイツやイタリア等、ヨーロッパの一部の国でE-Bikeを展開している。シマノ・STEPSを搭載したフルサスE-MTBに、Fauzaユニットを搭載したE-ROADをラインナップ。E-ROADに関しては、カワサキのオンロードオートバイの名前である「Ninja」の名前が付けられている。
ベネリ
かつては、ホンダ・CB500FOURのエンジン設計を流用した6気筒オートバイ(Benelli Sei)で有名なのがベネリ。現在もオートバイを製造しているが、日本では2019年現在、E-MTBや電動アシスト折りたたみ自転車のみ販売している。他のE-Bikeよりも手頃な価格で購入できるのが特徴だ。
BMW(日本未発売海外モデル)
BMWはアパレルなどのグッズも展開しており、その中の1つにE-Bikeがある。E-BikeはクロスバイクタイプのCruise E-BikeとSpecializedのE-MTBのコラボレーションモデルがラインナップ。
https://shop.bmw.de/bmw-de/de_DE/bmw-lifestyle/sport/bikes/page1.html
ドゥカティ(日本未発売海外モデル)
日本未発売のドゥカティのE-MTBはThok Ebikesとのコラボレーションモデル。シマノ・STEPS E8000ドライブユニットに504Whバッテリーに加え、シマノXTコンポーネントを採用。前29インチ、後27.5インチの異型ホイールを採用した。
https://www.ducati.com/ww/en/mig-rr
Ford(シェアリング用自転車)
出典:https://www.fordgobike.com/how-it-works/meet-the-bike
アメリカの自動車会社「Ford」はアメリカの一部都市でシェアサイクルのサービスを行っている。車種は一般的な自転車だけでなく、電動アシスト自転車もある。デザインは海外でよくある、車体の殆どをカバーしたタイプだ。