九州周遊観光活性化コンソーシアム代表、トラストパーク株式会社は、車中泊・RVパークsmartの展開を通じた地域観光の振興を目指し、五ヶ瀬ワイナリーに当該サービスを導入。中山間地域での観光拠点作りを推進し、車中泊事業をスタートします。
車中泊(くるまはく)とは、未利用スペースや不稼働時間帯の駐車場等を有料で車中泊可能にするシステムのことを指し、無人・キャッシュレス・非接触の運用が可能な「休憩駐車管理システム(RVパークsmart)」を通じて、通過型地域や過疎地域における滞在を促し、地域経済の活性化を図ります。
五ヶ瀬ワイナリーは、阿蘇の外輪山や雲海が望める絶景ロケーションに位置しており、2023年6月1日から車中泊の予約受付を開始します。
五ヶ瀬町は、宮崎県の北西部に位置し、美しい自然環境と冷涼な気候が魅力の地域です。しかし、交通アクセスの不便さや宿泊施設や飲食店の不足等により、観光資源が十分活用されていないのが現状です。
トラストパークは、福岡在住の車中泊利用者を対象にしたアンケート調査結果をもとに、五ヶ瀬町の地域資源の強みと課題を分析。官民連携による車中泊利用者の楽しむための施策を検討しています。
調査結果によれば、五ヶ瀬町に対する知名度は高くはないものの、興味を示す人々は多いことが明らかになりました。また、ワイナリーへの訪問に興味を示す人々は全国的に多く、特に訪問経験がない人々からは新たな訪問機会を求める声が寄せられています。
五ヶ瀬ワイナリーでは、車中泊サービスを通じて滞在時間の延長やリピーターの獲得を目指します。具体的には、予約者や来訪者に提携施設への入館を促し、車中泊予約完了画面を提示することで特典を提供。これにより、五ヶ瀬町への観光消費の増加を見込んでいます。
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