ヤマハ発動機のメディア向け試乗会で限定モデル「YPJ-MT Pro 30th ANNIVERSARY」が公開された。
YPJ-MT Proは2020年7月に発表したヤマハ発動機初のフルサスE-MTB。「YPJシリーズ」のフラッグシップモデルとして、「Fun and Exciting unusual experience」をコンセプトに、「乗りこなす楽しみ」「マウンテンバイク特化のアシスト性能」「ユニークデザイン」をポイントに開発されたYPJ-MT Proは、メインフレームの上下(トップチューブ/ダウンチューブ)が、それぞれ2本に分かれたYAMAHA Dual Twin Frameや、スピード、ケイデンス、トルク、傾斜角を測定するクワッドセンターを搭載したヤマハ・PW-X2モーターを搭載し、高評価を得ていることで知られている。
2022年9月には、2023年モデルを発表。2023年モデルはカラーチェンジだけでなく、部品グレードの向上や、PW-X2モーターよりも小型化、高トルク化を行ったPW-X3モーターを搭載した。
YPJ-MT Pro 30th ANNIVERSARYは、ヤマハ発動機が電動アシスト自転車を商品化し、30年を記念し、特別限定カラーリングと記念エンブレムを装備したモデル。特別カラーの「Factory Silver」は、車体にシルバー塗装を行ったのではなく、未塗装の車体にポリッシュ加工を施し、クリア塗装を行っている。また、30周年記念エンブレムはフレームのトップチューブに装着されている。
他にも、フレームにはヤマハ発動機のイメージカラーであるブルーのアクセントを施している。ハイポリッシュシルバーとブルーのアクセントカラーは、2019年の東京モーターショーで公開された「YPJ-YZ」を思い浮かべる人もいるだろう。YPJ-MT Pro 30th ANNIVERSARYはYPJ-YZよりもシンプルなカラーリングのため、カッティングシートなどを駆使してYPJ-YZ仕様にするのも面白いかもしれない。
YPJ-MT Pro 30th ANNIVERSARYは、全国の「YPJ Pro Shop」にて30台限定の抽選販売となる。応募期間は6月1日から6月30日まで。価格は75万9000円(税込み)と、Eバイクの限定モデルでは非常に安いため、争奪戦となるだろう。
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