自動車やオートバイと比べて、身近な乗り物である自転車は地域によって独自の文化が形成されている。例えば神奈川県の湘南エリアでは、サーフボードを装着した自転車やスクーターを見かける。これは駐車場が少ないのと、気軽に移動できる2つの理由があるようだ。
サーフィンのアシは何がいいのか??/サーフィンライフ スタッフ 鈴木:https://surfinglife.jp/lifestyle/2308/
サーファーのための自転車用品も存在する。例えば、Rainbowのベアフットペダルは海に行く人のために裸足で漕げるようになっている自転車用ペダルとのこと。ペダルの両面の形状が異なり、片面は通常のプラスチックで、裸足の時には柔らかいPVC ゴムで覆われた部分を踏む。これのおかげで靴を履いて漕ぐ場合と海へ行くときに裸足で漕ぐ場合で使い分ける事が可能だ。
そして、一番の特徴はサーフボードキャリアだろう。
一般的な荷台だとサーフボードの持ち運びが難しいが、このキャリアを使用すると車体横にサーフボードを簡単に載せられる。このキャリアは湘南等サーフィン文化が発展している所でしか見れない珍しいキャリアだ。
image:Rainbow
サーフボードキャリアと自転車を合わせた物もある。Rainbow FD-1は、低価格の折りたたみ自転車にサーフボードキャリアを標準装備したサーファー向け折りたたみ自転車。車体は実売価格1万円程度の折りたたみ自転車で変速機は無いため、短距離でしか使えない。しかしこの自転車はサーフボードを持って歩くより楽に移動できる自転車なので問題にならないだろう。湘南エリアの海沿い駐車場はハイシーズンになると場所によっては1日5,000円と驚きの駐車料金を取られる事もあるので、このような自転車を使い駐車料金を浮かせるのも良いかもしれない。