東武鉄道 日光・鬼怒川エリアでの「サイクルトレイン」サービスを正式開始

東武鉄道は4月1日、日光・鬼怒川線において、自転車を折りたたまずに持ち込めるサービス「サイクルトレイン」の本実施を2023年4月8日(土)から開始することを発表しました。これにより、東武日光駅・下今市駅・鬼怒川温泉駅の3駅で乗降が可能となります。

実証実験期間中には、電車内やホーム上、駅構内におけるトラブルや混乱がなく、安全に鉄道をご利用いただけるサービスであることが確認されました。また、インバウンド観光客を対象とした日光地域の伝統・文化や自然を体験しながら自転車で巡るモニターツアーも実施され、ツアー全体の満足度が85%を超えたという好評の結果が得られました。

サイクルトレインの本実施は、日光・鬼怒川エリアのブランド強化と、周遊観光の振興による地域活性化を目指すとともに、エシカルトラベルの取り組みとして自然環境・地球環境に配慮した移動手段の選択肢を提供し、地域回遊を楽しみたいファミリー層、女子旅、インバウンド観光客などのライトユーザーやサイクリストの沿線移動における利便性向上にもつながることが期待されます。

本サービスは、東武日光線の下今市~東武日光駅間、東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉駅間で実施され、普通列車のうち、発車時間が10:00~15:00の列車に限り利用可能です。利用には事前に駅での申し込みが必要で、1人1台まで持ち込むことができます。

なお、特急やSLなど一部の列車は対象外となります。また、1列車あたりの自転車持ち込み台数は最大で6台までとされ、180cmを超えるサイズの自転車や原動機付自転車、スタンドのない自転車は持ち込みできないため、利用前に注意が必要です。

東武鉄道は今後も、日光・鬼怒川エリアの「歴史・文化・伝統と自然が共生する国際エコリゾート」のブランド強化と、地域活性化を推進し、環境に配慮した魅力的な観光地の実現を目指していくとしています。

関連リンク

関連記事

編集

Eバイクや電動アシスト自転車、自動車、アクティビティなどを紹介しているWebメディア。「Eバイク事始め 次世代電動アシスト自動車がよくわかる本」が好評発売中。

当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。

spot_img
spot_imgspot_imgspot_img