東京モーターサイクルショー2023で公開された電動オートバイ「FELO M1」が注目されています。
FELOは、ホンダのデザイン部門出身者が立ち上げたオートバイブランド。日本国内では電動スポーツスクーター「FW-06」が販売されていることで知られています。
今回登場したM壱は、ホンダのオートバイ「モトコンポ」をリスペクトしたデザインが特徴で話題となっています。
「モトコンポ(MOTOCOMPO)」は、かつて本田技研工業が製造・販売した排気量49ccの原動機付き自転車です。名前は「モータバイク=モト」と「コンポ」を合わせたもので、「持ち運びのできるモト」という意味があり、当時のホンダのコンパクトカー「シティ」(初代)のトランクルームに積めるというコンセプトで開発され、ユニークな試みが注目されました。
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ホンダ・モトコンポが、登場した1980年代の流行に沿ったスマートなデザインを採用しているのに対して、FELO M1は、ホンダ・ズーマーのカスタムモデルを連想させるヘッドライト周り、サイバーパンク風のラギットなボディラインを採用することで、モトコンポよりも無骨さを出しています。また、車体には車体を移動させるためのハンドルを用意し、実用性も重視しています。
FELO M1のライバルと言えるのは「ICOMA タタメルバイク」でしょう。ただ、両車ともモトコンポを意識したデザインですが、FELO M1は、積載時はハンドルやシートを入れるモトコンポを意識しているのに対して、ICOMA タタメルバイクは、フロントヘッドやリアテール可動、折りたたみシートを入れることで、積載時のコンパクトさを重視しているという特徴があります。
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