オートバイと自転車の大手メーカーであるピエール・モビリティAGは、2022年度の売上高が前年度比19%増の24億3700万ユーロとなり、過去最高の売上高を記録したことを発表しました。自転車とEバイクの販売台数が15%増の計11万8000台、二輪車の販売台数が13%増の37万6000台となったようです。
ピエールは、オートバイではKTM、ハスクバーナ、ガスガスを所有していることで知られていますが、Eバイクなど自転車にも力をいれています。Eバイクに関してはハスクバーナ、ガスガス、Rレイモンブランドで展開しており、自転車に関してはフェルトを展開しています。同社は2022年9月にシンテースとライトビルを買収していますが、その業績に関しては2022年の売上高には含まれていません。
同社は2022年に7万4479台のEバイクを販売。2021年の7万6916台からわずかに減少しました。同社の自転車販売の大部分(81%)は欧州、特にDACH地域(ドイツ、オーストリア、スイス)で、北米が11%、アジアが7%となっています。
従業員数は16%増の計6088人。2023年の営業損益(速報値)は売上高成長率を6~10パーセント、EBITマージンを8~10パーセントと見込んでいます。
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