DAHON、Ternなどの折りたたみ自転車やEバイクを展開しているアキボウ。2023年は新たに「Vicci」というEバイクも輸入を行う。
第一弾となるVicci V-01は、折りたたみ自転車タイプのEバイク。ドイツ世界三大デザイン賞の一つ 「Red Dot Design Award」をはじめ、日本の「GOOD DESIGN AWARD」、台湾の「Golden Pin Design Award 」など名だたるデザイン賞を受賞していると謳っている。
折りたたみEバイクには様々なのがあるが、Vicci V-01は折りたたみサイズを重視している。折りたたみサイズは長さ68cm・幅38cm・高さ65cmとコンパクトなのが特徴で、近年注目されている電動キックボードよりも小さく折りたたむことができる。
デザインは独創的なデザインだが、ディスプレイスイッチは一般的なLEDライトで、バッテリーはシートポストタイプと、堅実な部品を組み合わせている。
ワイズロードの試乗会でVicci V-01に試乗した事がある。ハンドリングはショートホイールベースで小径車輪のためクイックな感覚がありあくまでも短距離用といった所。このような折りたたみサイズを重視した折りたたみEバイクであえて16インチを採用しているのは、できるだけ車輪径を大きくして、クイックな感覚を抑えようと努力していたのだと思われる。
アシスト感に関しては、もっさり気味なアシストとなっている。シングルギアのEバイクで、ギヤ比が重いため、モーターのパワーとトルクがギア比に負けているのではないかと思う。クランクを小さくするか、リアコグを大きくするなどしてギア比を落としてみたい。
Vicci V-01の価格は162,800円(税込み)。アキボウが輸入しているEバイクの中では一番安いモデルだが、電動キックボードのようにちょい乗り向けで、電動キックボードよりも小さく折りたたみ安定性が良いというニッチモデル。汎用性を重視するのなら同じアキボウ取り扱いのDAHON Fu-Comなどがあるのでそちらを選ぶのがベスト。V-01は短距離用のニッチEバイクだ。
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