アマゾンは11月24日、イギリス マンチェスターとロンドンで電動アシストカーゴバイクの配送を拡大すると発表しました。
日本で注目されているのが電動アシスト自転車による配送業務でしょう。既にヤマト運輸や佐川急便では、都市部で電動アシスト自転車を使用した配送に取り組んでおり、海外でもルノートラックが電動アシストカーゴバイクの製造を行うと発表しています。
アマゾンは、マンチェスターとロンドンに3つのマイクロモビリティ・デリバリー・ハブを開設して、英国の電動アシストカーゴバイクの配送を拡大することを発表。
同社は、英国の輸送網の電化と脱炭素化のために5年間で3億ポンドを投資し、その一環として、電子貨物バイクと歩行者により年間200万件以上の配達を行う予定です。電動アシストカーゴバイクの配送を行うことで、都心の交通渋滞を緩和し、大気の質を改善することができるとリリースで述べています。
アマゾンのUKカントリーマネージャーであるジョン・ブーフリーは、次のように述べています。「今後5年間で、ヨーロッパの輸送ネットワークの電化と脱炭素化に10億ユーロ以上を投じ、英国だけでも3億ポンド以上を投じ、2040年までに純炭素ゼロを達成することに焦点を当て続けています。これらの新しいハブは、当社のお客様により多くの電気自動車による配送を提供するだけでなく、混雑を緩和し、代替輸送手段を模索する地方自治体を支援するものです。今後数ヶ月の間に、e-cargo bikeのフリートがさらに拡大することを楽しみにしています」
ジェシー・ノーマン脱炭素技術担当大臣は「E-Cargoバイクは、排出量の削減に重要な役割を果たすため、すでに何百もの企業が配達に使用できるよう支援しています。オンラインで商品を購入する人がますます増えている今、環境に優しい代替品への移行はこれまで以上に重要であり、本日の発表はその目標達成に一歩近づくものです」と語っています。
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