シェアサイクルCOGICOGI、ユーグレナ、面白法人カヤックと業務連携し、沖縄県石垣島でシェアサイクルを開始

コギコギは9月5日、ユーグレナ、面白法人カヤックと連携し、ダイセン産業との共同事業として、沖縄県の石垣島でシェアサイクルの提供を開始したと発表した。

石垣島は沖縄本島から南西に400キロに位置し、サンゴ礁の海に囲まれ、山々がつらなる自然豊かな島として知られている。ユーグレナ石垣港離島ターミナルからは、竹富島や西表島などへフェリーが出ており、八重山諸島への玄関口となっている。また、新石垣空港の開港やLCCの開通に伴い観光客数は、年々増加している。

コギコギは、ローカルモビリティの構築、再生を目指して事業展開をしているシェアサイクル事業者。全国20ヶ所以上の地域で、事業展開、実証実験の支援を行ってきた。ローカルモビリティ事業の一環として、コギコギはダイセン産業と共同で、京都府京都市および和歌山県白浜町にて、シェアサイクルサービスを展開している。

今回、石垣島との結びつきが強いユーグレナと、石垣島で地域通貨「まーる」を展開しているカヤックと連携し、石垣島でシェアサイクルの提供を開始する。2022年5月末よりプレオープン期間として試験導入を実施し、2022年9月より正式に開始する。

ユーグレナは、2005年に石垣島にて、世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。現在は微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売のほか、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供を行っている。

カヤックは2002年から鎌倉に本社を置き、鎌倉で働く人が誰でも利用できる「まちの社員食堂」や起業支援拠点「HATSU鎌倉」など、コミュニティ活性の拠点となる施設を運営。2020年には「ちいき資本主義事業部」を設立し、移住スカウトサービスの「SMOUT」や、コミュニティ通貨(地域電子通貨)サービスの「まちのコイン」として提供し、地方創生に力を入れている。2021年に石垣市に子会社「カヤックゼロ」を設立し、石垣島で「まーる(石垣島での通貨名)」の導入及び運営やコワーキング施設「チャンレンジ石垣島」の運営をおこなっている。

ユーグレナは、石垣島の中心地にある商店街「ユーグレナモール」の隣接地にアンテナショップ「ユーグレナガーデン」の店舗横スペースを、シェアサイクルのポートの用地として提供し、また島内外へのシェアサイクルのPRの協力を実施する。

カヤックは、「チャレンジ石垣島」のスペースをシェアサイクルのポート用地として提供し、「まーる」とシェアサイクルの連携により、コギコギと共に、交流人口、関係人口の増大を目指す。

ポート数は2ポート(ユーグレナガーデン、チャレンジ石垣島)、導入台数は10台、利用料金は3時間1500円、12時間3000円、24時間3500円。

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