中国のE-Bikeブランドの中でも、「BLULANS」は2018年に登場したE-Bikeブランド。2020年に中国のドライブユニットメーカー「BAFANG」と提携し、本格的なE-Bikeを製造している。日本国内では「BLULANS JAPAN」が取り扱いを行う。
BLULANS JAPANが取り扱うE-BikeはロードバイクタイプのS8、MTBタイプのS6、ミニベロタイプのX2の3モデルを展開する予定だ。その中でも、今回はMTBタイプのS6を紹介する。
S6は、ハードテールタイプのE-MTB。フレームの素材にはカーボン製を採用しており、フロントフォークはBLULANSブランドのサスペンションフォークを採用。トラベル量は140ミリでエアスプリングを採用している。
モーターはBAFANG M600。定格出力500W、最大トルク120Nmを発揮する。アシストは日本国内法規に適合した仕様にするとのこと。
因みに日本国内法では定格出力制限は無く、時速24キロまでのアシストでアシスト比率制限がある。欧州市場では定格出力250Wまでで、アシスト比率制限はなく、時速25キロまでのアシストと法律で定められている。ただし、定格出力は最大出力を表しているわけではなく、定格出力の数倍の最大出力を出しているのも少なくない。例えば、FANTIC ISSIMO EU仕様に搭載されているBAFANG M500は、定格出力250Wだが、最大アシストで思いっきり漕いでダートの上り坂を上った時、定格出力の3倍以上の最大出力780Wを叩き出している(記事)。バッテリーは36V 16Ah 576Whと、大容量のバッテリーを搭載。
コンポーネントはSRAM NX 11速。ブレーキはシマノMT200油圧ディスクブレーキ。シートポストはエアーサスペンション付きのドロッパーシートポストを採用した。タイヤサイズは27.5×2.6インチ。
センタースタンドや、エアーサスペンション付きドロッパーシートポストなど、交換できる部品は街乗りやコストを重視した構成となっている一方で、カーボン製フレームや定格出力500W、最大トルク120Nmを発揮するBAFANG M600モーターを搭載するなど、交換できない部分はコストをかけているようだ。価格は現時点では不明。
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BLULANS JAPAN http://blulans.jp/