ドイツ E-Bike(電動アシスト自転車)の年間販売台数200万台を達成 オートバイの10倍ほどの販売台数を記録

ドイツ二輪産業協会(ZIV)は2022年3月16日、2021年の自転車及び電動アシスト自転車の市場情報を発表した。

E-Bike参考画像(TREK Rail9.7)

ドイツでの電動アシスト自転車の市場シェアは2021年で43パーセントに達しており、ZIVは今後も数年間は増加し続けるという認識を持っている。参考として市場シェアに関しては、トレッキングバイクが23パーセント、シティバイクが12パーセント、マウンテンバイクが3パーセント、レース用自転車・フィットネスバイクが5パーセントとなっている。

E-Bikeのジャンル別販売台数は電動アシストMTB(E-MTB)が34パーセント、トレッキングタイプが32パーセント、シティタイプが26パーセントとなる。

電動アシスト自転車(E-Bike)の販売台数に関しては200万台を達成。2017年度の販売台数が72万台と比較すると、約2.7倍と増加した。参考に欧州二輪車工業会(ACEM)の統計データでは、ドイツ市場でのオートバイ(排気量125CC以上のL3eカテゴリと、サイドカーのL4eカテゴリ)販売台数が約19万9900台。いわゆる日本で言う第一種原動機付き自転車扱いの”モペット”(2輪車はL1eカテゴリ、3輪車はL2eカテゴリ)の販売台数は10万台。さらに欧州主要市場(ベルギー・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ・スペイン)全体の販売台数の場合、オートバイが94万9000台で、モペットが26万4800台となる。

ヨーロッパの電動アシスト自転車は、大手ブランドの場合最低価格40万円からスタートするのが一般的で、フルサスペンションE-MTBだと最低価格55万円からで、100万円を超えるモデルもある。仮に平均単価を40万円として200万台販売したとするとE-Bikeの販売だけで8000億円市場となる。参考として、日本の場合スマートフォン等のモバイルゲーム市場が約1兆2000億円(2020年)、宝飾品小売が約9850億円(2018年)、語学ビジネスが8800億円(2018年)、文具・事務用品市場が約4500億円(2018年)、家庭用ゲーム市場が3600億円(2021年)、自転車販売の市場規模が2100億円(2020年)となる。

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