ジヤトコと富士市は2022年3月2日、「富士市とジヤトコ株式会社との自転車を活用した、まちづくりと地域課題の解決」に関する協定を締結したと発表した。
ジヤトコは自動車用自動変速機(AT・CVT)および電動車両用パワートレインメーカーで有名な会社。現在、ジヤトコは、自動車用オートマチックトランスミッションで培ってきた技術をこれからの新たなモビリティ領域で生かすための取り組みの1つとして、電動アシスト自転車用ユニットの研究開発を行っている。
富士市は、環境と人にやさしい移動手段である自転車を活用したまちづくりを進めており、今回の協定は、ジヤトコの技術を生かした地域社会貢献を推進と、富士市の自転車活用によるまちづくり推進が一致し両者の連携に至った。
ジヤトコと富士市は同協定に基づき、観光振興や市民の健康増進、交通渋滞の緩和、環境負荷の低減などの自転車を活用した地域課題の解決に取り組む。
なお、富士市役所にて実施した協定締結式において、ジヤトコ社長の佐藤朋由は以下のように語っている。「今回の協定の締結を契機に、富士市の皆さまと、自転車の活用を通して、観光振興、健康増進、交通渋滞緩和、環境負荷低減など様々な課題へのチャレンジを進め、小長井市長の掲げる”生涯青春都市 富士市”の実現に向けて、”人に安心・安全”を届けられる、サステナブルな未来を共に描きたいと思っております」
一方で、富士市長 小長井義正は、は以下のように語っている。「ジヤトコ株式会社の技術力を生かした自転車の開発が進み、本市の産業がより活性化されるとともに、本市の抱える社会課題の解決が進み、市民にとっても持続可能な社会が形成されることを期待しております」
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