R RAYMONから、軽量フルサスE-MTB「AirRay Eシリーズ」が登場した。
R RAYMONは、オーストリアのPIERER Mobilityがブランドを所有しているE-Bike、自転車ブランド。PIERER MobilityはKTM、ハスクバーナ、GASGASといったオートバイブランドを所有し、ハスクバーナ、GASGASブランドのE-Bikeも展開している。
R RAYMON AirRay Eシリーズは、着脱可能なバッテリーを採用しつつ、定格出力250WクラスのE-MTBとしては軽量な車体重量を実現した。車体重量はエントリーモデルのAirRay 10.0が20.2キロで、フラグシップモデルのAirRay 12.0が19.4キロ。モーターはヤマハ PW-X2をベースにR RAYMONがチューニングを行ったAIR DRIVEを搭載している。モーターは定格出力250W、最大トルク50Nm。
一般的な軽量E-MTBと言えば、Specialized Turbo Levo SL(記事)、Forestal Siryon(記事)のように軽量な小型モーターと脱着不可能な小型バッテリーを組み合わせたが主流で、Orbea RISE(記事)のように、一般的なパワーを重視したモーターをチューニングし、脱着不可能な小型バッテリーを採用したのもある。
一方で、R RAYMON AirRay Eシリーズは、軽量E-MTBながら、一般的なパワーを重視したモーターをチューニングし、脱着可能な通常バッテリーを搭載しつつ、車体重量を20キロ切った。搭載されているモーターの重量は2.9キロと特に軽くなく、バッテリーも500Wh(フラグシップモデルのAirRay 12.0は400Wh)と比較的容量が多いバッテリーを搭載し、バッテリーの着脱も可能。フレームはカーボン製だが、このクラスだと、重量は22キロクラスが多いため20キロ台は軽量な部類に入る。
類似モデルではROTWILD RXシリーズ(記事)があるが、こちらはバッテリー容量が375Whで、車体価格8499ユーロ(日本円で約112万円)のR.X375 ProのLサイズが19.4キログラムとなる。
価格はエントリーモデルのAirRay 10.0が5699ユーロ(約73万5000円)で、フラグシップモデルのAirRay 12.0が7299ユーロ(約94万円)。R RAYMON AirRay Eシリーズの日本での発売は不明だ。
関連リンク
- R RAYMON:https://www.r-raymon-bikes.com