電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」の中でも、ロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeはマイナーな存在だった。今までマイナーだった理由は、バッテリーとモーターにより重量がかさんでしまうためロードバイク特有の軽快な走行感が得られないためだ。
今まで、ロードバイクタイプのE-Bikeは車体が重いため、あまり注目されていなかったが、2019年に登場したSpecializedのE-Bike「Turbo Creo SL」により、ロードバイクタイプのE-Bikeが注目されるようになった。
今回は日本市場で購入できるロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeの選び方などを紹介しよう。
ロードバイクタイプ/グラベルロードタイプのE-Bikeの選び方
軽量タイプか一般タイプのどちらを選ぶか
E-Bikeにはパワフルなモーターと大容量バッテリーを搭載した車体重量が重い(18キロ以上)の一般タイプのE-Bikeと、軽量なモーターとバッテリーを搭載した車体重量が軽い軽量タイプのE-Bikeの2モデルがある。
一般タイプのE-Bikeの利点はパワフルなモーターでラクラク走行でき、大容量バッテリーに頼ることで長距離走行ができる事。一方で車体が重いためアシストが切れた時のスピードでは、加速が遅い欠点がある。
一方で軽量タイプの利点は、車体が軽いためアシストオフの速度でも、加速することができる事。欠点はバッテリー容量が少ない事だ。
車体重量に関しては以下の通り。一番軽量なのはSpecializedのTurbo Creo SLシリーズ。最軽量モデルのS-WORKSは150万円を超えますが、一番重いアルミフレームモデルのE5 Compは50万円台で購入可能だ。
- Specialized Turbo Creo SLシリーズ:ロードバイク/グラベルロード、車体重量は12.9キロ(S-WORKS Turbo Creo SL)、13.9キロ(Turbo Creo SL E5 Comp)
- ヤマハ YPJ-R:ロードバイク、15.4キロ
- BESV JR1:ロードバイク、16キロ
- EVOL D700:ロードバイク、17.5キロ
バッテリー容量で選ぶ
E-Bikeで長い上り坂や長距離を走る場合重要になるのがバッテリーの容量。E-Bikeのバッテリー容量は電力量(Wh)単位で表すのが一般的で、電力量(Wh)を計算する場合、電圧(V)とバッテリー容量(Ah)を乗算する。
バッテリー容量に関してはロードバイクのE-Bikeに関しては、平地重視のサイクリングなら300Wh以上、パワフルなアシストモードを多用したり、長い坂道を走る場合は400Wh以上のバッテリーを搭載しているのが望ましい。バッテリーの容量と航続距離をまとめると以下の通りだ。
- ヤマハ YPJ-R:60Wh(14キロから48キロ)
- EVOL D700:182Wh(28キロから37キロ)
- BESV JR1:252Wh(64キロから138キロ)
- Specialized Turbo CREO SLシリーズ:320Wh(最大130キロ)
- Miyata ROADREX 6180/DAVOS E-601:417Wh(70キロから105キロ)
- YAMAHA YPJ-EC:478Wh(93キロから242キロ)
- Specialized Turbo CREO SLシリーズ オプションのレンジエクステンダー(160Wh)装着時:480Wh(最大195キロ)
- Cannondale Synapse Neo、Topstone Neoシリーズ:500Wh(80キロから165キロ)
太文字は軽量タイプのロードバイクタイプのE-Bike。航続距離はYPJ-ECが飛び抜けて長いが、一番アシスト可能航続距離が長いプラスエコモードは、アシスト力が非常に弱い緊急モードのような物。エコモードの場合は152キロとなるので、このモードを使用すると他社とあまり変わらない。
アシスト可能な航続距離に関しては、使い方によると言っていい。基本的には2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」を、バッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の測定値となる。
ヤマハ YPJ-ERに関しては、バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量) 65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・前2、後10」15km/h、上り坂「前2、後4」10km/h、下り坂「前2、後10」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止となる。
平地を時速20キロ以上で走行するような場面では、アシストパワーを使う場面が少ないため、航続距離は長くなる。一方で長い坂道を走る場合、アシストを多用するため航続距離は短くなる。一般的なサイクリングであれば、カタログ値の航続距離は8掛けから9掛けぐらいを考えれば、安心して走ることができるだろう。
ロードバイクタイプかグラベルロードタイプのどちらを選ぶか
人力スポーツ自転車ではロードバイクとグラベルロードの2種類があるが、E-Bikeでもロードバイクタイプだけでなく、グラベルロードタイプが用意されている。
基本的にE-Bikeでもロードバイクタイプとグラベルロードタイプは車体設計は違う。但し、ロードバイクタイプのE-Bikeに関しては、人力ロードバイクで主流のレーシングモデルは日本市場では用意されていないため、ロードバイクタイプのE-Bikeでも、比較的扱いやすい。
また、Cannondale Synapse NeoやGIANT ROAD E+といった、一部のモデルには荷台やスタンドの装着ができるため通勤やロングライドにも対応している。
グラベルロードタイプはロードバイクタイプよりもタイヤが太く、砂利道走行も想定しているため車体が頑丈で幅広い楽しみ方ができる。また、Cannondale Topstone Carbon Neo Leftyなど、一部のモデルではサスペンションを装備している。
一般的にロードバイクタイプのE-Bikeは車体重量が重く、アシストが切れる速度で走行する場合では車体が重く、アシスト外での加速が重いため、グラベルロードタイプを選ぶのもありだろう。
因みに、Specialized Turbo Creo SLシリーズは例外。フレームをグラベルロードと同じ設計にしつつ車体を軽量にすることで、アシストが切れる速度でも快適に走ることができる。ロードバイクとグラベルロードの違いは部品のチョイス。ロードバイクタイプは細い舗装路用タイヤを装着し、グラベルロードタイプでは太めで砂利道走行できるグラベル用タイヤに、サドル高が上下可能なドロッパーシートポストを装備している。
アシストが切れる速度でも高速走行できるロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeはどれ?
アシストが切れる速度でも高速走行できるロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeが欲しいのなら、Specialized Turbo Creo SLシリーズが良いだろう。Turbo Creo SLは、車体からモーター、バッテリーなどの部品まで軽量化することにより、車体重量は一番重いアルミフレームモデルでもわずか13.9キロ。モーターのパワーは少ないが軽さを活かす事でアシストが無くても速く走れるのが特徴だ。
力強いロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeの選び方は?
その逆で、アシスト力が力強いロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeが欲しい人もいるだろう。アシストが力強いロードバイク/グラベルロードタイプのE-Bikeを選ぶには、カタログスペックに書いてある最大トルクの数値が大きいほど、力強くなる。Miyata ROADREX 6180(最大トルク60Nm)やGIANT ROAD E+(最大トルク70Nm)、Cannondale Topstone Carbon Neoシリーズ(最大トルク75Nm)などが、これに当たるだろう。
日本で購入できるロードバイクタイプのE-Bike一覧
ヤマハ YPJ-R
ヤマハ発動機のE-Bikeシリーズ「YPJ」の第1段がロードバイクタイプの「YPJ-R」。2015年のE-Bikeブーム前に登場し、注目された事で知られている。メインコンポーネントはシマノ・105を採用し、フロントギアもE-Bikeでは珍しい2段仕様。小型バッテリーで軽量化を行っており、バッテリー容量はわずか60Whと小さいため航続距離は短い。価格は23万円(税抜、以下同)。
- フレーム:アルミ
- フロントフォーク:アルミ
- 重量:15.4kg(Mサイズ)
- ブレーキ:SHIMANO 105 キャリパーブレーキ
- ギア(前):50/34T
- ギア(後):11-25T 11段変速
- フロントホイール:700C クイックリリースレバー
- リアホイール:700C クイックリリースレバー
- タイヤ:700×25c
- ドライブユニット:ヤマハ PW(定格出力240W、最大トルク-Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:25.2V 2.4Ah 60.48Wh
- 充電時間:約1時間
- アシストモード:3段階(ECO/STD/HIGH)
- 航続距離:(48km/22km/14km)
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EVOL D700
アサヒサイクルのEVOLシリーズ唯一のE-ロードバイクが、EVOL D700。バッテリーは内蔵型で182Whとコンパクトなのが特徴。アルミフレームの車体に搭載されるドライブユニットは、ロードバイク用ドライブユニットBAFANG・M800(定格出力 200W、最大トルク55Nm)を採用。48V、3.8Ah(182Wh)バッテリの組み合わせで、最大航続距離37キロと短い。価格は27万6000円。
- フレーム:アルミフレーム FS450
- フロントフォーク:ストレートタイプ
- 重量:17.5kg
- ブレーキ:シマノ ALTUS BR-M375 メカニカルディスク
- ギア(前):50/34T
- ギア(後):シマノ 11段変速
- フロントホイール:700C
- リアホイール:700C
- タイヤ: KENDA K193 700×28C
- ドライブユニット:BAFANG・M800(定格出力 200W、最大トルク55Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:48V、3.8Ah(182Wh)
- 充電時間:-
- アシストモード:5段階
- 航続距離:(モード1 約37Km/モード3 約29Km/モード5 約28Km)
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BESV JR1
台湾のE-Bikeブランド「BESV」のE-ロードバイクが「JR1」。30万円を切る価格ながら、車体重量は16キロと軽く、バッテリー容量も252Whと、20万円台のロードバイクタイプのE-Bikeでは一番バッテリー容量が多い。そのため、航続距離は138キロを長い。メインコンポはSHIMANO 105を採用し、安定性の高い油圧ディスクブレーキも搭載。20万円台と、ロードバイクタイプのE-Bikeでは低価格のモデルながら抑えている所はきっちりと抑えているモデルだ。価格は27万6000円。
- フレーム:アルミ
- フロントフォーク:アルミ
- 重量:16.1kg
- ブレーキ:シマノ105油圧ディスクブレーキ
- ギア(前):50/34T
- ギア(後):11-32t 11段段変速
- フロントホイール:700C
- リアホイール:700C、インホイールモーター
- タイヤ:MAXXIS DETONATOR 700×25C
- ドライブユニット:BESV インホイールモーター(定格出力250W、最大トルク不明)
- アシスト方式:リアインホイールモーター
- バッテリー:36V 7Ah(252wh)
- 充電時間:約3.5時間
- アシストモード:2段階
- 航続距離:138/64km
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Cannondale Synapse Neo 2
Synapse Neoは日本市場初のCannondale製ロードバイクタイプのE-Bike。ドライブユニットはBosch Active Lineで、大容量バッテリーのBosch PowerTube 500を搭載し、航続距離は160キロ以上を実現したロングライドモデルだ。タイヤも32ミリと太めで、泥除け、荷台、スタンドが装着できる。レーシングモデルというよりはツーリング向けのモデルだ。価格は39万円。
- フレーム:SmartForm C1 Alloy, removable downtube battery, SAVE, Ai, internal cable routing, flat mount brake, 12×142 thru-axle, Si kickstand mount, rack/fender mounts
- フロントフォーク:BallisTec Carbon, 1-1/8″ to 1.5″ tapered steerer, 55mm offset, flat mount brake, 12×100 thru axle, fender mounts, hidden cable routing
- 重量:-
- ブレーキ:Shimano TIAGRA 油圧ディスクブレーキ
- ギア(前):50/34T
- ギア(後):SHIMANO 11-34T 10段変速
- フロントホイール:Formula CL-712, 12x100mm centerlock+Cannondale Disc, double wall w/eyelet, 32h
- リアホイール:Formula, RXC-142S, 12x142mm+Cannondale Disc, double wall w/eyelet, 32h
- タイヤ:WTB Expanse Comp, 700 x 32c
- ドライブユニット:Bosch Active Line Plus(定格出力250W、最大トルク50Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:Bosch PowerTube 500Wh 36V 13.4Ah
- 充電時間:約4.5時間※Bosch E-Bike System公式サイトから
- アシストモード:4段階(ECO/TOUR/SPORT/TURBO)
- 航続距離:(165km/105km/95km/80km)※Bosch E-Bike System公式サイトから
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GIANT ROAD E+
日本市場初のGIANT製ロードバイクタイプのE-Bikeが「ROAD E+」。モーターは最大ケイデンスを高めたYAMAHA製SYNCDRIVE SPORTモーターを採用しパワフルなアシストを売りにし、500Whバッテリーでロングライドも想定している。フロントフォークはカーボンで振動吸収を高めているD-Fuseポストを装備。荷台やスタンドの装着ができるツーリング向けのモデルだ。価格は42万円。
- フレーム:ALUXX SL-Grade Aluminum OLD142mm
- フロントフォーク:Advanced-Grade Composite、Full Composite OverDrive コラム 12mm Axle
- 重量:19.3kg
- ブレーキ: SHIMANO GRX
- ギア(前): Aluminum 46T
- ギア(後):SHIMANO DEORE 11S 11-42T
- フロントホイール:GIANT P-R2 DISC WheelSet 28H
- リアホイール:GIANT P-R2 DISC WheelSet 32H
- タイヤ:MAXXIS RE-FUSE 700x32C
- ドライブユニット:GIANT SyncDrive Sport(定格出力250W、最大トルク70Nm、Max Cadence 140rpm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:GIANT ENERGYPAK SMART COMPACT 500、36V-13.8Ah 500Wh
- 充電時間:-
- アシストモード:-
- 航続距離:-
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Specialized Turbo Creo SLシリーズ
Specialized Turbo Creo SLは、2019年に注目を浴びたロードバイクタイプのE-Bike。車体やモーター、バッテリーを軽量化することで、車体重量は最軽量モデルでわずか12.9キロを実現。レーシングバイク風のデザインだが、車体設計はグラベルロード「DIVERGE」シリーズの設計を意識しているため、直進安定性が高く、乗車姿勢もアップライトで比較的乗りやすい。
S-WORKS TURBO CREO SL CARBONは、E-ロードバイク「Turbo CREO SL」のS-WORKSモデル。2021年モデルのコンポーネントはSRAM Red eTapに変更されている。価格は152万4000円。因みに一番安いモデルはアルミフレームのTurbo Creo SL E5 Compで価格は50万円から。
- フレーム:FACT 11r carbon, Open Road Geometry, front/rear thru-axles, fully integrated down tube battery, internal cable routing, fender/rack mounts, Boost™ 12x148mm
- フロントフォーク:Future Shock 2.0 w/ Smooth Boot, Boost™ 12x110mmmm thru-axle, flat-mount disc
- 重量:-
- ブレーキ: SRAM Red AXS eTap, Hydraulic Disc
- ギア(前):Praxis, Carbon + SRAM X-SYNC 46T
- ギア(後):Shimano XT, 11-speed, 11-42t
- フロントホイール:Roval Terra CLX, 25mm inner width carbon rim, 32mm depth, Roval AFD2 hub, 21h, DT Swiss Aerolite T-head spokes
- リアホイール:Roval Terra CLX, 25mm inner width carbon rim, 32mm depth, Roval AFD2 hub, 24h, DT Swiss Aerolite T-head spokes
- タイヤ:S-Works Turbo 700x30c Rapid Air 2BR
- ドライブユニット:Specialized SL1.1(最大出力240W、最大トルク35Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:内蔵式 320Wh
- 充電時間:約2.5時間
- アシストモード:3段階※Mission Controlアプリでアシスト力を変更可能
- 航続距離:最大130km
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グラベルロードタイプのE-Bike一覧
MIYATA ROADREX 6180
日本でいち早くシマノ製E-Bikeユニット「STEPS」を搭載したミヤタ。MiyataのグラベルロードタイプのROADREXは、シマノのツーリング向けドライブユニット「STEPS E6180」を搭載している。メリダのグラベルロード「SILEX」を連想させる車体は、バッテリーは縦に置くことで、車体バランスの適正化を図っている。タイヤも650B×45Cと太く、砂利道やロングツーリングでも楽しめるだろう。価格は29万9000円。
- フレーム:ROADREX Alloy Special Edition
- フロントフォーク:ROADREX Alloy Disc Flat Mount & Thru axle
- 重量:18.1キロ
- ブレーキ:シマノ TIAGRA 油圧式 ディスクブレーキ
- ギア(前):シマノ FC-E6000、47T
- ギア(後):SHIMANO CS-HG700 11-34T
- フロントホイール:SHIMANO WH-RS171-650B,E-Thru axle
- リアホイール:SHIMANO WH-RS171-650B,E-Thru axle
- タイヤ:KENDA K-1152,650Bx45C,BROWN SIDE,F/V
- ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:シマノ STEPS BT-8014 36V、11.6Ah、417Wh
- 充電時間:-
- アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
- 航続距離:(105/85/70km)
YPJ-ER
YPJ-ERは、フラットハンドルのクロスバイク「YPJ-EC」のドロップハンドルバージョンと言える。YPJ-Rが小型バッテリーを搭載し軽さを重視したのに対し、YPJ-ERはタイヤが太く、グラベルやコミューター等幅広い楽しみ方ができるツーリングモデルだ。バッテリーは大容量の478Whで、最大航続距離は200キロを超える。オプションで泥除けや荷台、サイドスタンドがあるのでツーリングバイクとして楽しめる。価格は32万円。
- フレーム:アルミフレーム
- フロントフォーク:アルミ
- 重量:19.6kg(Mサイズ)
- ブレーキ:SHIMANO Tiagra 油圧式ディスクブレーキ
- ギア(前):50/34T
- ギア(後):11-32T 10段変速
- フロントホイール:700C スルーアクスル
- リアホイール:700C スルーアクスル
- タイヤ:700×35c
- ドライブユニット:ヤマハ PW-SE(定格出力240W、最大トルク-Nm【海外ページでは70Nm】)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:36V 13.3Ah 478Wh
- 充電時間:約3.5時間
- アシストモード:4段階(プラスエコモード/エコモード/スタンダードモード/ハイモード)
- 航続距離:(242km/152km/111km/93km)
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DAVOS E-601
DAVOS E-601は、フラットバーのグラベルEバイク「E-600」をベースにしたグラベルロードタイプのE-Bike。E-Bikeでは珍しくクロモリ製フレームを採用しており、フロントフォークにはエニシングケージが装着できるダボ穴を装着しツーリングにも対応。コンポーネントはシマノ ULTEGRA Di2 DISC(R8070)を搭載。タイヤは耐パンクタイヤ「IRC インテッツォ 700×32C」で、舗装路用の細めのタイヤを装着しているが、グラベル用タイヤを装着すればグラベルロードとして楽しめるだろう。価格は48万6000円。
- フレーム:FUKAYAオリジナル4130クロモリ
- フロントフォーク:FUKAYAオリジナル4130クロモリ
- 重量:-
- ブレーキ:シマノ ULTEGRA BR-R8070 油圧式 ディスクブレーキ
- ギア(前):シマノ FC-E6000、47T
- ギア(後):SHIMANO CS-HG700 11-34T
- フロントホイール:Shimano WH-RS370
- リアホイール:Shimano WH-RS370
- タイヤ:IRC インテッツォ 700×32C
- ドライブユニット:シマノ・STEPS E6180(定格出力 250W、最大トルク60Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:シマノ STEPS BT-8014 36V、11.6Ah、417Wh
- 充電時間:-
- アシストモード:3段階(ECO/NORMAL/HIGH)
- 航続距離:(115/105/78km)
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Topstone Neo Carbon 4
CannondaleのグラベルロードタイプのE-Bike「Topstone Carbon Neo」は2種類のモデルを用意している。フレームは、リアにサスペンションを装備した「キングピン サスペンション」にE-MTBでも使われているパワフルなドライブユニット「Bosch Performance Line CX」を搭載しているのは両車とも同じだ。
Topstone Neo Carbon 4は700Cホイールとフロントリジッドフォークを搭載。タイヤはWTB Riddler Comp 700x37cで、舗装路も重視したい人に向いている。価格は50万円。
- フレーム:BallisTec Carbon Frame, removable downtube battery, Kingpin suspension system, 12×148 thru-axle, dropper post compatible
- フロントフォーク:BallisTec Carbon, 1-1/8″ to 1.5″ steerer, 55mm OutFront offset, flat mount disc, internal routing, 12×110 thru axle
- 重量:-
- ブレーキ:Shimano GRX 油圧ディスクブレーキ
- ギア(前):FSA Bosch E-Bike 48/32T
- ギア(後):SHIMANO 11-34T 10段変速
- フロントホイール:WTB ST TCS i23 28h, tubeless ready
- リアホイール:WTB ST TCS i23 28h, tubeless ready
- タイヤ:WTB Riddler Comp, 700 x 37c
- ドライブユニット:Bosch Performance Line CX(定格出力250W、最大トルク75Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:Bosch PowerTube 500Wh 36V 13.4Ah
- 充電時間:約4.5時間※Bosch E-Bike System公式サイトから
- アシストモード:-
- 航続距離:-
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Topstone Neo Carbon 3 Lefty
CannondaleのグラベルロードタイプのE-Bike「Topstone Carbon Neo」シリーズの中でも、Topstone Neo Carbon 3 Leftyは、650Bホイールとフロントサスペンションフォーク「Lefty Oliver」を搭載し、グラベルでの走破性を重視している。日本で購入できるグラベルロードタイプのE-Bikeの中では、一番グラベル走行に特化したモデルだろう。価格は60万円。
- フレーム:BallisTec Carbon Frame, removable downtube battery, Kingpin suspension system, 12×148 thru-axle, dropper post compatible
- フロントフォーク:All-New Lefty Oliver, 30mm travel, Chamber Damper w/ All-Over tune, ISO High-Ride air spring, tapered steerer, 650b, 55mm offset
- 重量:-
- ブレーキ:Shimano GRX 油圧ディスクブレーキ
- ギア(前):FSA Bosch E-Bike, FSA Megatooth, 42T
- ギア(後):SHIMANO 11-42T 11段変速
- フロントホイール:WTB ST i23 TCS, 28h, tubeless ready
- リアホイール:WTB ST i23 TCS, 28h, tubeless ready
- タイヤ:WTB Resolute, 650b x 42c, tubeless ready
- ドライブユニット:Bosch Performance Line CX(定格出力250W、最大トルク75Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:Bosch PowerTube 500Wh 36V 13.4Ah
- 充電時間:約4.5時間※Bosch E-Bike System公式サイトから
- アシストモード:-
- 航続距離:-
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Specialized Turbo Creo SL EVOシリーズ
Specialized Turbo Creo SL EVOは、ロードバイクタイプのE-Bike「Specialized Turbo Creo SL」のグラベルロード版。車体はロードバイク版と同じだが、車体設計はグラベルロード「DIVERGE」シリーズの設計を意識してい直進安定性が高く、乗車姿勢もアップライトと、元からグラベル走行が可能な車体となっている。
グラベルロードのEVOシリーズは、タイヤを太めのグラベル用を装着し、サドル高を簡単に上下できるドロッパーシートポストを装備しているのが特徴だ。
S-WORKS TURBO CREO SL CARBON EVOは、E-グラベルロード「Turbo CREO SL EVO」で初めてのS-WORKSモデル。クランクはカーボン仕様で、コンポーネントはSRAM Red eTapを採用している。価格は153万4500円。因みに一番安いモデルはカーボンフレームのTurbo Creo SL Comp Carbon EVOで価格は73万2600円から。
- フレーム:FACT 11r carbon, Open Road Geometry, front/rear thru-axles, fully integrated down tube battery, internal cable routing, fender/rack mounts, Boost™ 12x148mm
- フロントフォーク:Future Shock 2.0 w/ Smooth Boot, Boost™ 12x110mmmm thru-axle, flat-mount disc
- 重量:-
- ブレーキ: SRAM Red AXS eTap, Hydraulic Disc
- ギア(前):Praxis, Carbon + SRAM X-SYNC 46T
- ギア(後):SRAM XG-1295 Eagle, 12-speed, 10-50T
- フロントホイール:Roval Terra CLX, 25mm inner width carbon rim, 32mm depth, Roval AFD2 hub, 21h, DT Swiss Aerolite T-head spokes
- リアホイール:Roval Terra CLX, 25mm inner width carbon rim, 32mm depth, Roval AFD2 hub, 24h, DT Swiss Aerolite T-head spokes
- タイヤ:Pathfinder Pro 2Bliss Ready, Transparent Sidewall, 700x38c
- ドライブユニット:Specialized SL1.1(最大出力240W、最大トルク35Nm)
- アシスト方式:ミッドドライブ
- バッテリー:内蔵式 320Wh
- 充電時間:約2.5時間
- アシストモード:3段階※Mission Controlアプリでアシスト力を変更可能
- 航続距離:最大130km
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