ソニーは7月1日、インナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイス「REON POCKET(レオンポケット)」の一般発売を開始した。
REON POCKETは、冷温両対応のインナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイス。専用インナーウェアの首元にあるポケットに装着し、Bluetooth接続で連携した専用のスマートフォンアプリ経由で、冷温それぞれ4段階から本体の温度を設定でき、ソニーがモバイル機器の開発を通じて培ってきた、独自の熱設計技術を搭載している。
2019年7月に、ソニーのスタートアップの創出と事業運営を支援する「Sony Startup Acceleration Program(ソニー・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム/SSAP)」のオーディションを通過し事業化されており、ソニーが運営するクラウドファンディング及びEコマースのためのプラットフォームサイト「First Flight(ファースト・フライト)」で、多くの方の支援により、公開後わずか1週間で、目標額6,600万円を達成した。クラウドファンディング公開時から注目を集め、日経トレンディの「2020年ヒット予測ランキング」では7位にランクインし、多くのメディアに注目されたことで知られている。
一人ひとりに合わせた温度に調節できるだけでなく、オートモード、マイモード、クイック起動等の機能を搭載。オートモードは、本体に搭載された複数のセンサーで、本体内部や冷温部の温度、ユーザーの行動を感知し、温度を自動的に調整する。また、行動の検出には、ソニーのR&Dセンターが開発した独自のモーションセンシング技術を採用することで、歩行動作をリアルタイムに検出し、通勤時の使用などにも役に立つ。
マイモードはCOOL/WARMの繰り返しやオフタイマーを設定できるモード。動作時間の設定が可能で、近所への買い物など幅広いシーンで使用できる。クイック起動は、本体のボタンを押すだけで起動でき、スマートフォンからの操作が不要で手軽に利用可能だ。
同時発売するREON POCKET専用インナーウェアは、本体が首元にフィットする設計で、本体を専用インナーウェアの背面ポケットに装着して使用し、首元を直接冷やしたり温めたりできる。1回の充電で可能な連続使用時間は2時間が目安で、安全のために30分毎に自動で停止する。自転車通勤に有効なのか気になるところだ。
価格はREON POCKET本体が1万3000円(税抜き、以下同)。専用インナーウェアが1800円。
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