シマノは5月8日、マウンテンバイク用コンポーネント「DEORE」のモデルチェンジを行った。発売は2020年6月を予定している。
今回のDEOREは、シマノのマウンテンバイクコンポーネンツの最高峰「XTR」のコンセプトとテクノロジーを受け継いでおり、リア12速仕様は「M6100シリーズ」、リア11速仕様は「M5100シリーズ」、リア10速仕様を「M4100シリーズ」とモデルチェンジ。リア10速からリア12速までカバーする幅広いラインナップとなった。
「DEORE」M6100シリーズは、フロントシングル×リア12速に対応し、変速時の衝撃を抑え、変速時間を大幅に短縮する新ドライブトレイン「HYPERGRIDE+(ハイパーグライドプラス)」や、チェーンリングの専用形状によりチェーン保持力がアップ、流れ・駆動がよりスムーズになる「DYNAMIC CHAIN ENGAGEMENT+(ダイナミックチェーンエンゲージメントプラス)」、レバーの取付位置をあらゆるライダーに合わせて最適化できる「I-spec EV(アイスペック イーブイ)」など上位グレードを踏襲するテクノロジーを搭載。また、フロントシングル用SGSタイプのリアディレイラーはリア10-51Tのカセットスプロケットに対応した。
「DEORE」M5100シリーズ(リア11速)とM4100シリーズ(リア10速)は、フロントシングル仕様とフロントダブル仕様に対応し、多くのライダーのニーズ、幅広いライディングスタイルに対応する。
「DEORE」M5100シリーズ(リア11速)のカセットスプロケットは2種類用意。フロントシングルの場合は11-51Tのワイドギアレンジが、フロントダブルの場合は11-42Tのクローズギアステップが可能。
「DEORE」M4100シリーズ(リア10速)のカセットスプロケットは2種類用意。フロントシングルの場合は11-46Tが、フロントダブルの場合は11-42Tが可能。
この他にもドロッパーシートポスト用レバー「SL-MT500」や、4ピストン用の油圧ディスクブレーキキャリパーも用意している。
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