注目されつつある電動アシストスポーツ自転車「E-Bike」。従来型の電動アシスト自転車は、E-Bikeが大々的なブームになっていない日本国内ですら、50CCの原動機付自転車よりもラインナップが多い状況だ。そこで気になるのが、実際にE-Bikeや電動アシスト自転車に乗った時の評価。E-Bikeや電動アシスト自転車は、アシストの追加により従来の自転車より車両特性が違いが簡単にわかる。また、車両価格も高額なため、見た目だけで簡単に購入するのも難しいため、インプレッション記事を読んだり、実際に試乗するのがベストだ。今回ばシクロライダーで紹介したE-Bikeや電動アシスト自転車のインプレ記事をまとめて紹介する。
クロスバイクタイプ
YAMAHA YPJ-C
YPJ-Rのフラットバーロードバイク版のE-BikeがYPJ-Cだ。こちらも超小型バッテリーの採用で航続距離が短くなった一方、マスの集中化を実現。車体設計も変えており、タイヤは太めの28ミリタイヤを装備するなど、YPJ-Rよりも公道走行向けのモデルを実現した。
Louis Garneau AVIATOR-E
AVIATOE-Eは、シンプルなデザインにShimano STEPS E5080ユニットを組み合わせたクロスバイクタイプのE-Bike。20万円台前半とE-Bikeの中では手頃な価格を実現した。また、オプションも豊富なのが特徴だ。
Corratec E-POWER SHAPE PT500
ドイツの自転車ブランドで知られているCorratec。その中でもE-POWER SHAPE PT500は日本市場向けにデザインされたクロスバイクタイプのE-Bike。大容量の内蔵型バッテリー「Bosch PowerTube 500」を採用しロングライドも楽しめるようになっている。
Specialized Turbo Vado SL
Turbo Vado SLは、日本市場で購入できるSpecialized製のクロスバイクタイプのE-Bike。価格は36万3000円(税込、以下同)と、Specialized製E-Bikeの中では一番安いのも特徴だ。軽さを重視した車体やバッテリー、モーターを採用することで輪行できる車体重量を実現した。
マウンテンバイクタイプ
Benelli TAGETE 27.5
2017年春に販売開始したE-MTBの「Benelli TAGETE 27.5」。20万円台前半の価格で購入できる貴重なE-MTBの1つとして有名だ。
MIYATA RIDGE RUNNER
27.5×2.8サイズのワイドタイヤを採用したE-MTBがリッジランナー。ドライブユニットにはSHIMANO STEPS E8080の搭載し、リニアなフィーリングを実現した。また、ロングトレイルライドにも使用できる36V/14Ahの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、サイクリングからハードなオフロードライドを楽しめる。
YAMAHA YPJ-XC
ヤマハ発のマウンテンバイクタイプのE-Bikeが「YPJ-XC」。大容量の大型バッテリーに、パワフルなE-MTB用ユニット「ヤマハ・PW-X」ユニットを組み合わせる事で、ロングライドとオフロードライドの両立が可能だ。
TREK Rail9.7
2020年モデルのE-Bikeで一躍話題となったのがTREK Rail 9.7。カーボンフレーム、カーボンホイールを採用し、日本初投入のBOSCH製E-MTBユニット「Performance Line CX」を搭載したフルサスペンションE-MTB。
Specialized Turbo LEVO SL
2020年に軽量フルサスE-MTBとして一躍有名となったSpecialized Turbo LEVO SL。軽量なSpecialized製ドライブユニットや、バッテリーを脱着不可能にして、軽量化を重視することで、カーボンフレーム仕様では車体重量は17キロ台を実現した。
Corratec E-POWER X VERT CX
フルサスE-MTBは高価なモデルが多く、お手頃な価格でE-MTBを楽しみたい人もいるだろう。そんな人にお薦めしたいのがCorratec E-POWER X VERT CX。39万8000円と40万円を切る価格で、2.8インチの太いタイヤに、滑りやすいオフロードでもアシストコントロールしやすい「eMTBモード」を搭載したBosch Performance Line CXを搭載。
”走り”と”遊び”が楽しめるハードテールE-MTB Corratec E-POWER X VERT CXをインプレッション
NESTO X-VALLEY 6180
20万円台でE-MTBが欲しいのなら、選択肢はNESTO X-VALLEY E6180一択だろう。バッテリーは外付け式を採用しているが、コンパクトなシマノ製バッテリーに加え、バッテリーの搭載位置を限界まで車体中心部に搭載することで、外付け式バッテリー搭載のE-MTBではハンドリングが良いのが特徴だ。
YAMAHA YPJ-MT Pro
2020年7月に発表した「YPJ-MT Pro」は、ヤマハ発動機初のフルサスペンションタイプの電動アシストマウンテンバイク「E-MTB」として、各所から注目されている。車体重量の重さを感じさせない車体設計と、パワーと扱いやすさを両立したドライブユニット「YAMAHA PW-X2」を搭載することで、バッテリーを小さくせずハンドリングを向上させた注目のE-MTBだ。
折り畳み自転車タイプ
Tern Vektron
折りたたみ自転車やストリートタイプのスポーツサイクルで有名な「Tern」の折りたたみ自転車タイプのE-BikeがVektron。Tern VektronはE-Bike用ユニット「Bosch Active Line Plus」を搭載することで、E-クロスバイク(クロスバイクタイプのE-Bike)らしいスポーティなフィールを採用したE-フォールディングバイクとして知られている。
ミニベロタイプ
BESV PS1(2020年モデル)
BESV PS1は2014年度グッドデザイン賞 BEST100受賞したことで知られているミニベロタイプのE-Bike。E-Bikeの世界では長年に渡って販売されていることで知られている。2020年に小型液晶ディスプレイに新型モーターを装着してビッグマイナーチェンジを行い、かつてのPS1にあったアシストの荒さが無くなった。
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BESV PSA1
洒落たE-Bikeを製造している事で知られているBESV。その中でもPSA1は、フルサスペンションフレームを採用したミニベロタイプのE-Bikeとして有名だ。従来の自転車にはないすっきりとした車体だけでなく、10万円台で購入できる貴重なE-Bikeとして有名だ。
ロードバイク・グラベルロードタイプ
YAMAHA YPJ-R
世界初の量産電動アシスト自転車を作った事で有名なヤマハ。そんなヤマハの日本初のE-BikeがロードバイクタイプのYPJ-R。超小型バッテリーの採用で航続距離が短くなった一方、マスの集中化を実現。ロードバイクらしい軽快なコーナリングを実現している。
Specialized Turbo CREO SL
2020年に登場し様々な所で話題となったのがSpecialized Turbo CREO SL。カーボンフレーム仕様で車体重量は僅か12キロ台と軽量で、ロードバイクの良さとE-Bikeの良さを併せ持つE-ロードバイクとして仕上げている。
MIYATA ROADREX 6180
ROADREX 6180は650Bホイールを採用したグラベルロードE-Bike。バッテリーを縦置きした車体には、油圧ディスクブレーキ仕様のドロップハンドルを採用。ドライブユニットはShimano STEPS E6180を搭載し、グラベルライドやツーリング向けのE-Bikeとなっている。
ドライブユニット
Bosch Performance Line CX
2019年に登場したBoschの新型E-Bike用ユニット「Performance Line CX」。他のハイエンド用E-Bikeユニットよりも低ノイズを実現するだけでなく、滑る斜面や狭いスペースでのターンなどテクニカルな場面でも、意のままにE-Bikeを走行できるeMTBモードも搭載した。
テストモデル(未発売車種)
STROKE CARGO TRIKE
エンビジョン株式会社が開発しているE-カーゴトライクが「STROKE CARGO TRIKE」。岡持ちが装着できる独特のフレームと、3輪化により安定性を実現した。