滋賀県にある琵琶湖岸のサイクリング「通称:ビワイチ」が、11月7日(木)、国土交通省自転車活用推進本部が指定するナショナルサイクルルート第1号として、しまなみ海道(広島県・愛媛県)、つくば霞ヶ浦りんりんロード(茨城県)と同時に選ばれた。以下、ブレスリリースから一部抜粋
ビワイチは、路面整備や案内看板設置など安全で快適な走行環境が整備されていること、サポートステーションやレンタサイクル拠点などが整備され、サイクリストから家族連れ、海外旅行者などの多様な方が安全に周遊できることが高く評価されました。
指定を受け、関係者とともにセレモニーを行った三日月大造 (みかづき たいぞう)滋賀県知事は、「とても嬉しく光栄に思う。選ばれた以上、もっともっと世界の方々や初心者など多くの層に楽しんでいただけるサイクルルートになるよう力を入れていく。安全面や案内面を向上させ、走る方、住んでいる方、社会全体が三方良しのより良いルートになるよう取り組んでいく。」と喜びと決意を語りました。
■ナショナルサイクルルート
自転車を通じて優れた観光資源を有機的に連携するサイクルツーリズムの推進により、日本における新たな観光価値を創造し、地域の創生を図るため、国の自転車活用推進本部において、今年9月に創設された制度。日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルートを国内外へPRするため、魅力的で安全なルートであることなど、一定の要件を満たすサイクリングルートを対象にサイクルルートが指定されます。
■ビワイチ
日本一の琵琶湖一周約200kmをサイクリングする「ビワイチ」は、湖岸には美しい風景が広がり、ゆっくり走る家族連れからスポーツとして楽しむサイクリストまで、それぞれのペースで快適にサイクリングを楽しむことができるサイクリングコースです。
200kmは、走り慣れたサイクリストなら1日で走れる距離ですが、おすすめは2~3日かけて宿泊し、県内をゆっくり観光・食事を楽しみながら走るビワイチです。ビワイチを完走したことで得られる達成感、高揚感、満足感に加え、ルート沿いの美しい風景や歴史遺産、滋賀の郷土食など数多くの魅力的なスポットをゆっくり楽しめるのが、大きな特徴です。また、琵琶湖大橋北側150㎞や南側50㎞だけを走るコース、さらには琵琶湖を船で横断しショートカットするコースもあります。