レンタサイクルと言えば、観光地で借りて短期間で楽しむ物というイメージがある。しかし、観光地の利用だけでなく月極で幅広い使い方を行っているレンタサイクル業者も存在する。
東京都に本社がある「帝都産業」は、ビジネス向け電動アシスト自転車や、一般的な電動アシスト自転車、E-Bikeの月極レンタルを行っている。業務用・一般用電動アシスト自転車のレンタサイクルは、業務用の宅配ボックスの貸出のオプションもある。E-Bikeの月極レンタルはヤマハ・YPJシリーズ(YPJ-XC・YPJ-R・YPJ-C)がレンタルできるようだ。
帝都産業のレンタサイクルサービスは、1ヶ月1台から借りることができる。借りる場合、納車手数料が1台につき5,000円必要(配送エリアによっては追加料金が必要な場合もある)。3ヶ月分以上のレンタルに3ヶ月分を一括支払いを行うと納車手数料が無料になるとのことだ。申し込み、納車、回収まで来社せずに借りることができる通販タイプの申し込みシステムとなっている。
自転車は完全フルメンテナンスで、基本故障修理や部品交換は無料。また、修理が困難な場合は整備済みリフレッシュ車両との交換も行うとのことだ。(但し、故意による破損やユーザーの加湿による修理代金は有償となる。)
この電動アシスト自転車のレンタルサービスは、シェアサイクルの採用テストや観光客向けレンタサイクルだけでなく、飲食業向けの宅配サービス「UBER EATS」でのレンタサイクルとしても使うことができるようだ。
車両レンタルのご案内 – 東京 -(UBER EATS):https://www.uber.com/ja-JP/drive/tokyo/resources/vehicle-rental-tokyo/
また、個人ユーザーのレンタルもできるとのこと。購入するまでには至らないが、数ヶ月だけ借りて乗ってみたい人には合っているだろう。
帝都産業でレンタル可能なE-Bikeはヤマハ・YPJ-XC、YPJ-R、YPJ-Cの3車種。YPJ-XCはWebサイトにはないが、2019年のカタログにはレンタル可能な新車種として表示されている。価格は月額23,000円。YPJ-R、YPJ-Cもレンタルでき、こちらは月額13,000円となっている。筆者としては、トレッキングバイクタイプのYPJ-TCなどもレンタルできれば面白いと思う。
電動アシスト自転車やE-Bikeを実感したい時は、試乗会に行くか観光地に行ってレンタルするかの2つの方法しかなかった。しかし、もっとじっくり乗って確かめたい人にとって、帝都産業のレンタサイクルサービスは役に立つだろう。