大分県の北東部に位置し、神仏習合発祥の地として、1300年以上も前から修験場として知られ、「日本の秘境100選」にも選ばれている国東半島。現在、国東半島振興対策協議会(豊後高田市、国東市、杵築市、日出町)では、観光と地域づくりを一体化した新たなツーリズムの創出に向け、国東半島サイクルルート、通称「仁王輪道」を策定した。「仁王輪道」は、2017年度から基礎調査や実走調査を行い、国東半島内の多彩な表情を楽しめる9つのコースを準備している。
「仁王輪道」の名前とロゴマークは、国東半島の象徴である「仁王」を採用。古くから国東半島の人々に親しまれてきた仁王様のように、力強く駆け抜けるサイクリストの姿が地域の新たな光景となる、という思いを込めて「仁王輪道」と名付けられた。ロゴマークは海と山の両方を楽しめるルートであることを表現している。
国東半島には、築市・日出町の風情ある城下町や豊後高田市の昭和の町など中心市街地だけでなく、半島外周のリアス式の海岸線や世界農業遺産にも選ばれた里山エリア等、様々な観光資源がある。また、山岳信仰の伝統が残る神社仏閣や、良質な温泉などが数キロおきに点在しており、特徴的なサイクリングコースとのこと。山、谷、海岸線へ続く独特な地形は、起伏に富んだ道から絶景スポットなど、バリエーション豊富なルートがある。また、レンタサイクルも複数拠点で提供されているようだ。。