只野うささんが、クロポタNOTEで公開している自転車4コマ漫画「ママチャリなカコ」を解説しながら紹介する企画。Part3では、いよいよ自転車店に行き自転車選びをすることになりました。
変速機付きママチャリってどんな感じ?:ママチャリなカコ11・初・変速★
スポーツサイクルを買う前に、変速機付きのママチャリを試しに乗ることにした只野うささん。借りた変速機付きママチャリ(内装3段変速)で試しに走ってみたが坂道は楽ではなかったとのこと。一般的な自転車に付く内装3段変速のギアは、軽いギアが「あまり軽くない」のもある。因みにシマノ製内装変速機は、3段・5段・7段・8段・11段の5種類がある。その中でも3段と5段は一番軽いギアが「あまり軽くない」。シマノの内装変速機でも7段、8段、11段は軽いギアがあるので、長距離走行を行うのならそちらを選ぼう。
https://www.cyclorider.com/archives/9065
変速機付きママチャリで、坂道を楽に走りたい場合なら、ギアがむき出しになっている外装変速機が付いたママチャリを選ぼう。頻繁なメンテナンスが必要で、停車したまま変速できない欠点はあるが、安価ながら細かく変速できる。
この漫画を読んでクロスバイクではなく、変速機付きママチャリ/シティサイクルにしようと思った人もいるだろう。ブリヂストンサイクルのマークローザのように、アルミフレームを採用した軽量なシティサイクルもある。そこで簡単にクロスバイクとママチャリの違いをまとめてみた。
クロスバイク
- 泥除けやスタンドなど日常生活に役立つ部品は後付する必要がある。
- 車輪は簡単に外せる。輪行しやすい。
- メンテナンスはママチャリよりも頻繁にしないといけない。
- 部品交換によるアップグレードが簡単。
- 走りは軽い。
変速機付きママチャリ
- 泥除けやスタンドなど日常生活に役立つ部品は最初からある。
- 車輪は簡単に外せない。輪行できない。
- メンテナンスは比較的ズボラでも走る。
- 部品交換によるアップグレードは難しい。
- 走りはクロスバイクよりも重い。
スポーツ自転車選びは大変:ママチャリなカコ12・自転車屋 1
自転車用語の知識はわかったので、自転車屋へ行くことに。いろいろな自転車店に行くが、どうしても自分に合った自転車を探すことはできなかった。これに関しては自分の相性に合う所を選ぶしか無いだろう。
無理やり薦める所は買わないのがベスト:ママチャリなカコ13・自転車屋 2
良い店は人によって様々で相性があるが、悪い店というのは大体共通している。基本的に無理やり買わせようとする店は、買わないのが良いだろう。
ロードバイクを試すために自転車店へ:ママチャリなカコ14・自転車屋 3
ロードバイクにするか、クロスバイクにするか、ママチャリにするか、電動アシスト自転車にするか悩むことに。とりあえずロードバイクに乗ろうと思いネットで検索して、ロードバイクをレンタルできる自転車店に行くことにした。
メディアではスポーツ自転車に乗ったことが無い人にいきなり買わせようとする記事が多いが、「百聞は一見にしかず」で、いきなり購入するより実際に乗って確かめるのが良い。スポーツサイクルブームでロードバイクやクロスバイクに乗れるレンタサイクルショップが沢山誕生している。かつて、ロードバイクがレンタルできるレンタサイクル店(全国版)をまとめたことがあるが、あまりの多さに投げ出しそうになったほどだ。
また、少なくない観光地ではスポーツサイクルに乗って観光を楽しむ「サイクリングツアー」があるので、そちらを使うのも手。初心者向けロードバイク体験プランもあるので、観光がてら試してみるのも良いだろう。
因みに「クロスバイク買ってもすぐにロードが欲しくなる」というのは、人によりけり。サイクリングロードを走るだけならロードバイクでも良いが、砂利道を固めたようなコンクリート舗装の下り坂(三国峠新潟県側)、砂で埋まったサイクリングロード(静岡県太平洋自転車道)、ロードバイクのタイヤが嵌りそうな鉄製の橋(大弛峠長野県側)など、細いタイヤでは走れない公道を体験すると、ロードバイクが良いとはとても言えない。
ロートバイクに初めて乗ったが…:ママチャリなカコ15・初ロードバイク!
一通り説明を受けてさっそくロードバイクに乗るが、運転しにくく、止まろうとして足を出そうとしたら、足が引っかかり転倒してしまったとのこと。跨ぎやすいママチャリに乗っていて、いきなりスポーツサイクルに乗る人は、このあたりは気をつけたほうが良いだろう。
ちなみにこけた原因は
直接的には、足を前から抜こうとして
トップチューブに右足をひっかけたことなわけですが、
遠因として、サドルが高すぎたこと(最初に自転車屋さんが
初心者向けに低めにしてくださってたのを少し上げた)と
背中のリュックに一眼レフが入ってたことです。
また、ブレーキが持ちづらいのはドロップハンドルの宿命と言える所。テコの原理で力点が近過ぎて扱いにくく、抑えにくいからだ。また、ハンドル操作がシビア(反応が良すぎる)のは、ロードバイクは低速走行を割り切って高速走行にすべて割り振ったのもある。
続きがみたい人は、クロポタNOTEのママチャリなカコから見ることができます。
- クロポタNOTE:作者のWebサイト
- 只野うささん|Twitter:作者のTwitter