ワークウェアや作業用品の販売で有名なワークマン。近年は自転車やオートバイ、アウトドアユーザーに向けた商品を販売していることでも有名だ。2018年9月5日には、一般ユーザー向けの高機能ウェアを取り扱う「ワークマンプラス」を「ららぽーと立川立飛」に出店したとのこと。今回、筆者が実際にワークマンプラスに行き、感じたことをまとめる。
出典:@press
「ワークマン」と「ワークマンプラス」の違い
ワークマンとワークマンプラスの違一番の違いは商品の品ぞろえ。ワークマンは作業着・安全靴・作業用品から、アウトドア用ウェアまで多種多様なラインナップがある。一方でワークマンプラスでは、作業用品の取扱はなく、アウトドア用のウェア等一般ユーザー向け高機能ウェアの販売を行っている。
店舗のデザインも違う。ワークマンは飾り気のない質実剛健なスタイルで、商品の陳列も「見せる」よりも、できるだけ在庫を置くのを重視している。これは、ワークマンのメインユーザー(建設作業員等)も関連しているだろう。
一方、ワークマンプラスの店内はアウトドアを意識した少し洒落た雰囲気を出している。商品の陳列も「見せる」方向で重視しており、気軽に手に取ってじっくり見ることができる。これは大きな利点だろう。
ワークマンプラスの戦略は?
ワークマンプラスの戦略は、高機能ウェアを低価格で提供するところ。同レベルの機能を有する他社商品よりも価格が安いのが特徴だ。アウトドア用品ブランドよりも低価格帯の商品を売り、ライトユーザー層を狙うのは悪くない方向だと思う。ワークマンの高機能ウェアは、アウトドア用品など専門ブランドの物と比較すると、透湿性、軽さ、コンパクトさ、専用品と比べると細かい作りが劣っているのが多いが、ライトユーザー向けと考えるなら、あまり問題にはならないと思う。自転車に関して言えば、インナー関連、ヤッケ、ウインドブレーカー関連は比較的使える。逆に防寒系のジャケットは、釣りやオートバイなど運動を行わない場面を中心にした商品が多く、自転車には向いていない物が多い。
ワークマンプラスは関東を中心に出店し、2~3年で100店体制を目指すとのことだ。