流行のグラベルロードの一番の特徴と言えば、ロードバイクながら砂利道も走れる所だろう。今回、自分がSpecialized Diverge E5を選んだのも、舗装路も砂利道もオールマイティに走れる自転車を作りたいと思ったのもある。
ここで疑問に思うのは、グラベルロードでマウンテンバイクコースを走ることができるのかということだ。
タイヤを交換すれば長野にある富士見パノラマリゾートの初級ダウンヒルコース(Cコース)は走れると語っていた人もいる。ただ、一般的には富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースは、難易度が低い初級コースでも、前後サスペンションを装着したダウンヒル競技専用のダウンヒルマウンテンバイクや、前後サスペンションを装着しダウンヒルバイクよりは自走ができるフリーライドバイクが推奨されている。
下り重視のダウンヒルコースの走行に不向きなクロスカントリーマウンテンバイクで、ダウンヒルコースを走るのはチャレンジャーと言われるらしく、砂利道走行がメインのグラベルロードでダウンヒルを行うのは無謀ギリギリに近いと思う。ただ、グラベルロードやシクロクロスで富士見パノラマリゾートのダウンヒルコースを下った人はいるらしいので、やれないというわけではないようだ。
今回は、国営アルプスあづみの公園(大川・松前地区)にあるマウンテンバイクパークで、安心して走ることができるグラベルロードを作るのを目標にしたい。そんなわけで取り敢えず、ストック状態のグラベルロード(Specialized Diverge E5)をマウンテンバイクパークを走行した場合、問題になると思われる部分は以下の通りだ。
舗装路重視のスリックタイヤは要交換
Diverge E5に標準装備されているスリックタイヤ(700×30C)は舗装路走行を重視していて、多少の砂利道はおまけで走れるレベルのタイヤだ。舗装路がほとんどの一般公道を走るのならこのようなタイヤで大丈夫だが、砂利道をメインで走るのならノブがある太いグラベル用のタイヤに交換するのがベストだろう。
ブレーキがかけにくいハンドル・乗車ポジション
ブレーキの効きに関しては、従来のロードバイクと比較すると急ブレーキでタイヤがロックするぐらい良く効く。ただ、ドロップハンドルのブレーキレバーは抑えが効きにくく、強力な制動力を求めるには、ドロップハンドルの下部分を握らないといけないため、砂利道の下りでは不安定な走りしかできない問題がある。
MTBコースも楽しめるグラベルロードを作るには、どういうチューンナップを行えばいいか
MTBコースを楽しむグラベルロードを作るには、現状の課題は
- 太めのグラベル用タイヤ
- アップライトな姿勢でも下ハンドルを握ることが可能なドロップハンドル
が必要だ。上記の問題を解決するための部品を注文したので、オフロードも楽しめるグラベルロードを作る予定だ。