日本ではドロップハンドルの自転車に対する一種の神話がある。
それはドロップハンドル。日本のツーリング用自転車の世界ではドロップハンドルが広まっているが、ドロップハンドルには欠点がある。
上ハンドルでブレーキをかけると、フラットハンドルと比べた場合コントロール性能は低くブレーキの効きは悪い。下ハンドルでは前傾姿勢となり公道の走行は危ない。
そのためかなのかはわからないがヨーロッパのツーリング自転車はドロップハンドルは少数派となっている。
ドイツを中心としたヨーロッパ系ツーリング自転車を見ると、高価なハブダイナモや内装11弾変速、スポーツ自転車用ベルトドライブやギアボックスなど、日本では売れないような高価な非競技用自転車部品が搭載されている自転車がそれなりにある。
ロードバイクなどのドロップハンドルをやめる場合、一般的にはフラットハンドル用のブレーキレバーやシフトレバーに交換する必要がある。
しかし、この方法だと比較的お金がかかるため躊躇するひともいるだろう。
もう1つの方法は、ドロップハンドルのブレーキレバーが装着できるハンドルに交換すること。自分が知る限りでは、この方法はSycipのJJBarしかない。
http://sim-works.com/sycip/j-j-bar
JJBarは、STIレバーとエアロレバーを装着するのを前提にしたコンフォートハンドルだ。
通常のスポーツ自転車用のアップハンドルよりも、トップチューブが短いドロップハンドル用のフレームに合わせてハンドルの絞りは比較的緩くなっている。
ハンドル幅は620ミリとマウンテンバイク用ハンドルみたいに広いのが気になるが、ある程度はハンドルの両端をカットして短くすることはできそうだ。