話題の非競技向け自転車本「ジャスト・ライド」の著者「グランド・ピーターセン」は自転車ブランド「Rivendell」の創業者としても知られている。
Rivendellには様々な自転車があるが、ClemSmith JrはMTBタイプのアップライトツーリング車だ。
ハンドメイドサイクル展に寄った後、Blue Lug上馬店に寄りClemSmith Jrを試乗したり、部品を購入をした。
Rivendell Clem Smith Jrに試乗した感想
Rivedell Clemsmith Jrはアップハンドルのツーリングバイクという、通常のスポーツ自転車とは違うコンセプトの自転車だ。ハンドル位置がサドルよりも高く、通常のスポーツ自転車よりもアップライトな乗車姿勢で乗ることが出来る。通常のスポーツ自転車と比べて腕の出し方や手首の位置が自然でリラックスした乗車姿勢で乗ることができる。
乗車姿勢がアップライトなため空気抵抗が問題になる30km/h以上のスピードを出すための自転車ではない。もっともアップライトな乗車姿勢による視野の大幅な向上や、フレームやタイヤによる柔らかな乗り心地などの多くの恩恵を受けることができる。
乗車姿勢がアップライトなため通常のスポーツ自転車よりも目線が高く視野が広がるのがわかる。特に上下方向の視野が広がる。これはロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク等のスポーツ自転車では体感できないし、トレッキングハンドルを装着したEscape RX4やVenoメトロポイントハンドルバーを装着したEscape RX3でも体感できない。
乗車姿勢がアップライトだがアップハンドル専用フレームのため、スポーツ自転車を無理やりアップハンドルにした時に起こる極端な後輪荷重は無い。そのため前輪が浮いているような不安感や極端な後輪荷重による抵抗の増大は感じなかった。
ハンドルはNitto B602 Bosco Bar。ハンドル幅が広くこれは好みが分かれる所。個人的には細い路地ではハンドル幅が広すぎて少し使いにくいと思ったが、未舗装路向けにハンドル幅を広くしているのかもしれない。
パット見だとママチャリに見えるが、車体は軽く体感的に長距離を気軽に走れるレベルで、自分なら長距離ツーリング用で買っても良いレベル。少なくとも車体価格約20万円を出す価値はあるだろう。