車体をコンパクトに畳める折りたたみ自転車には様々な物がある。今回購入したTern Link N8は一般的なフレーム横折れ式のタイプだが、BirdyシリーズやTartaruga Type-Sシリーズのようにフレームが折れないで、スイングアームやフロントフォークが動くことでコンパクトになるモデルもある。
Tern Link N8でいきなり輪行サイクリングをしたが、折りたたんだ時驚いたのが簡単に手早く折りたためるということだ。
多くの折りたたみ自転車は、折りたたみを手早く行うことができるのを売りにしている。Ternを含むDahonタイプの折りたたみ自転車は、折りたたみ構造がシンプルなため、直感的に折りたたむことができる。
BD-1の場合も、すばやく折りたたみができるのを売りにしているが、微妙なコツがあるため、直感的に折りたたむのが難しい時がある。このようなコツがある折りたたみ方法で問題になるのが、ローカル線で輪行する場合。1〜3時間に一本しかないローカル線で輪行する場合、素早く輪行を行わないと間に合わなず、大幅な時間ロスが発生する場合がある。普通なら折りたたみが簡単にできる場合でも、焦ってしまい畳むのが難しくなってしまうが、Tern Link N8の場合、折りたたみ方法が簡単にできるので、すぐに折りたたんで輪行を行うことができる。
輪行が素早く行える横折れ式フレームにも欠点があって、フレームが分割されているためどうしても拭えない強度上の不安がある。また、DAHON・Ternに採用されている折りたたみヒンジは六角タイプのテンション調整ボルトがあり、テンション調整ボルトが緩いと破損してしまう。このテンション調整ボルト単体での交換は無理という話もある。因みに自分が見た限りではBD-1、Bromptonにはこのようなテンション調整ボルトは無い。