シマノ製Vブレーキシューは安価なモデルでも複数の種類があり、実は違いが存在する。今回はシマノ製Vブレーキシューの違いをまとめてみた。
S65T・S70T
S65T、S70Tはドライコンディションで高い制動力を発揮し音鳴がしにくいのを特徴としている。デメリットはドライ用なため、雨天に使用すると雨の中でシューがどろどろに溶けてリムが真っ黒になりやすくなる。その後は晴天時でも鳴きやすくなるとのことだ。
M65T4・M70T4
リム側面を機械加工し、多数の環状の微細な溝を設けた「サイドウォールマシンドリム」に対してのみウエット時の制動力が高くDIN規格を満たすことが可能なブレーキシューがM65T4・M70T4。音鳴りやリムの消耗・フェードがしにくいのが特徴。レビューではマシンドリムでなくても雨天の制動力はS70Tより良く、M70T3よりもリムに優しい等、全天候型ブレーキシューとして高評価だ。サイドウォールマシンドリムでなくてもOKという評価もある。
M65T3・M70T3
ウエット時の制動力が高くDIN規格を満たすことが可能なブレーキシューがM65T3・M70T3。雨天時の制動力は高い一方、音鳴りやリムの消耗・フェードがしやすいのが欠点のようだ。