日本ではロードバイクを中心にラインナップしているFELT。そんなFELTのクロスバイクで、2016年モデルからはVerza Speed 50というモデルが登場するようだ。
Felt Verza 50のデザインは、ロードバイクのFシリーズやZシリーズを意識したデザインになっている。ただ、車体の設計は38ミリ相当のタイヤが装着可能で、荷台や泥除けの装着ができる、フレームにディスクブレーキ装着可能台座がある等、ロードバイク風のシャープなデザインとは裏腹に車体設計は汎用性が高いクロスバイクの設計になっている。
ギア比は前48/38/28T、後ろ14-34Tの7速。後ろギア(スプロケット)は一番軽いギアが34Tと大きく、軽いギアが付いているが7速となっている。
タイヤは安価な自転車ではよく装着されているKENDA製だが、多くのクロスバイクに採用されている、ロードパターンタイプのK193「KWEST」ではなく、K197「Eurotrek」を採用している。Eurotrekのタイヤパターンは舗装路重視だがやや荒れた道も走れるようになっている汎用性重視のタイヤに見える。
日本で先行発売されたFelt Verza Speed 50だが、海外ではVerzaシリーズ全車が公開されていて、上級モデルもラインナップされている。上級モデルのVerzaシリーズのほうが舗装路のタイヤを装着しているなど、Escape R3等ロードバイク寄りのクロスバイクがヒットしている日本市場に合っているような気がするが、上級モデルは日本にやってくるのだろうか。
Felt Verza Speed 50 スペック
フレーム:6061アルミフレーム
フロントフォーク:スチールフォーク
ブレーキ:TEKTRO RX1 Vブレーキ
クランク:SR SUNTOUR 48/38/28T
スプロケット:SUNRACE 7速 14-34T
タイヤ:Kenda Eurotrek 700 x 35c