日本ではイオンバイクのプライベートブランドとして、中国・台湾ではGIANTの街乗り系ブランドとして有名なMomentum。ついにアメリカでも街乗り用モデルのみを販売するらしいが、これは又の機会で書く予定だ。
日本でのMomentumブランドの自転車に新たにラインナップしたモデルの1つに、iJump Rocker3-Hがある。最近流行のファットバイクにMomentumが参入したが、実は自分が知る限りではGIANT初のファットバイクだったりする。
iJump Rocker3-Hは街乗りブランドなのかはわからないが、フレームにタンブラーを入れることができるタンブラーラックを装備するという、結構凝ったフレームを採用しているが、一番の特徴は8万円以下クラスで最軽量のファットバイクということだろう。
8万円以下で購入できるファットバイクは車体重量が重い物が多い。多段変速仕様のBRONX TRは17.6kg、KHS 4-Seasonの部品グレードを一気に下げて安価にしたBlue Point X7は19.6kgと重い。
一方で、iJump Rocker3-Hの重量は15.8kg。同価格帯のファットバイクの世界では一番軽く、一瞬ベース車として欲しくなったほどだ。タイヤはBRONX 4.0に装着されている激重タイヤのWANDAのように見えるが、KENDA K1167と別タイヤだ。
現時点で激安ファットバイクを購入するのなら、iJump Rocker3-Hだと思う。ただ、ファットバイクは専用部品が沢山あり安価にアップグレードできないため本気でファットバイクをやるのなら、高価なモデルのほうが良いだろう。個人的にiJump Rocker3-Hで気になるのは拡張性で、前ギアの多段化や、本物のファットバイクの規格に適合しているのかが気になる所だ。
(参考)
iJump Rocker3-H | momentum モーメンタム Bicycle Japan
コーヒー×ファットバイク 新登場! | momentum モーメンタム Bicycle Japan